15年度の業務用冷食は2%増525億円、利益改善、16年度3%増計画-マルハニチロ大西業務用食品部長

マルハニチロの15年度業務用冷凍食品の売上高(単体)は前期比2%増525億円と計画をクリアした。営業利益も改善した。

16年度の売上げは3%増計画、増益を図る。16年度のスタート状況について大西宏昭業務用食品ユニット業務用食品部長は「4月はまずまず、5月は悪かった」と述べている。外食関係は昨年12月末から潮目が変わり、FFや低価格の牛丼チェーン等は回復傾向にあるが、昨年順調だったFRは前年を割り、「これまで客数は微減だが、付加価値を付け客単価アップさせ、全体で増収だった外食マーケットが、今は客単価を下げて客数を確保する市場に変化している」と指摘する。昨年市場が6~7%伸びた惣菜も、今期はsMの市場が鈍化、GMsが横ばいで「5月連休明けからかなり悪い」。CVsも昨年はドーナツ、その前はコーヒーが牽引したが、「今年は新たなものがなく、伸び率は鈍化している」という。

大西部長は16年度の取り組みについて、「業種業態により強弱をつけた展開で臨む。例えば人手不足に徹底的に対応した商品開発やインバウンド対応の強化などに力を入れたい。業態別対応を図り3%増をキープする」。

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