伊藤忠食品が名古屋で展示会「FOOD WAVE 2026NAGOYA」開催 / テーマは「繋がる 広がる 食の未来」、課題を乗り越えるヒントを提示

「FOOD WAVE 2026NAGOYA」
「FOOD WAVE 2026NAGOYA」

伊藤忠食品は、1月21・22日の両日、名古屋市港区のポートメッセなごやで東海地区展示会「FOOD WAVE 2026NAGOYA」を開催し、前年を約100人上回る約1,600人が来場した。

企画を含め延べ736社・実数486社のメーカーが出展。小間出展は食品206社、酒類41社、低温食品25社の計272社が行った。22日、同所で佐藤太一執行役員第二部門部門長代行兼第4営業本部本部長らが会見し、展示会の概要などについて話した。

今回のテーマは「繋がる 広がる 食の未来~課題を乗り越えるヒントがここに!!~」とし、気候変動や原材料高騰、人手不足などさまざまな課題があり、消費者ニーズもますます多様化する中で、同社の強みやアイデアを示し、課題を乗り越えるヒントとなる提案を目指したという。

〈アニバーサリーzone、リテールメディアzone、スケールzone、パフオーマンスzone、商品発掘zoneの5つのゾーンを展開〉

【アニバーサリーzone】では、今年発売の新商品を0歳ととらえ、メーカー各社の新商品約900品および、今年発売○○周年(20年以上)を迎えるベストセラー商品約80品を集めて紹介。成人、還暦などの贈り物企画や、店舗の周年祭などの企画に対しても訴求した。

【リテールメディアzone】では、拡大するリテールメディア市場への取り組みを紹介。昨年は同社が力を入れるデジタルサイネージを中心とした提案だったが、今回は引き続きサイネージの機能を紹介しながら〈1〉イントロ~進化するリテールメディア〈2〉デジタルキャンペーン〈3〉新たな協業・連携――の3つのコーナーに分けて提案。東海エリア横断で実績を挙げている小売企業横断(前年6社・今年7社)でのデジタルキャンペーンや、コンテンツ制作機能、リテールサポート機能、店頭サイネージ以外のアプリ活用、ID-POSと連携した中身の濃いデータ分析・活用などを紹介した。

【スケールzone】は、同社独自商品・サービスを中心に紹介し、「スケールアップを目指す」というイメージを込めたゾーンとして展開しているという。1つは物流課題に対する対応について、物流業務効率化での取り組みと、ジャパンパレットレンタル社との協業によるメーカー伝票電子化ソリューションをテーマに紹介。

オリジナル商品では、自社独自ブランド冷凍食品の小型ケーキ、冷凍和菓子や、「凍眠フルーツ」といった冷凍商品類のほか、酒類では「凍眠凍結酒」や、独自輸入酒を紹介した。

「凍眠凍結酒」では、有名料亭・東京吉兆の料理人が厳選し、酒蔵の杜氏と味あわせしながら作った生酒を凍眠凍結した極上生酒を初披露。独自輸入酒では、今年度より本格的に販売開始したキウォン、カナールや、今年早々から販売となったジェイコブス・クリークなどのワイン各種を紹介した。

ほか、商業高校への教育支援として同社が主催する「全国高等学校フードグランプリ」の取り組みや商品を紹介した。

【パフォーマンスzone】は、従来ドライ/酒類/低温それぞれのゾーンで商品紹介をしていたが、今回から酒類/食品/デリカ/チルド/冷凍の5カテゴリーで、カテゴリー横断を含めて「商品パフォーマンスを高める」という想いを込めてゾーンを展開。

「ラーメンフェスティバル」コーナーでは、ドライ、冷凍、チルド、それぞれのラーメンを試食も交えて紹介。温度帯・価格帯が異なるがそれぞれにメリットや特徴があり、それを知ってもらう提案となった。

「四季から二季に」コーナーでは、ドライと日配カテゴリーで、長く続く暑い夏に対応した「即食・時短・簡便」「夏バテ防止・疲労回復」「深部体温低下」「火を使わない」の4つのキーワードで商品・メニューを紹介した。

「至福のご褒美瓶プリン」コーナーは、冷凍・日配で500円以下を中心に全国各地の素材や製法にこだわった瓶プリンを集めて紹介。

「はい!チーズ」コーナーでは、冷凍食品のトレンドの1つでもあるチーズに着目し、チーズを使ったおすすめ冷凍食品や、チーズを使った冷凍食品アレンジメニューを提案した。

「デリカ」コーナーでは、量販店のデリカ売場をイメージした展示ブースで、カップ型のデリカ「ワンカップDELI」として、客単価アップ・店舗オペレーション改善・健康志向を考えた商品や売場を、主食・主菜・副菜・おつまみの4カテゴリーで提案。また、近年の米価高騰で再度注目を集める「トレンドベーカリー」商品も紹介した。

〈ケンタッキー州バーボン協会がオリジナルバーボン開発を提案〉

酒類では、「味わいで巡るクラフトビール/ノンアルコールビールの世界」コーナーで、味わい別のマトリクス展示で、個性を明確にして本当に好みに合う一杯を見つけるため味わい別に選りすぐったクラフトビールとノンアルコールビールを提案。

また、「ケンタッキー州バーボン」コーナーでは、ケンタッキー州バーボン協会の協力のもと、小ロット対応が可能な3社の蒸留メーカーが来日。1,000リットルからの小ロットバルクで輸入し、国内充填する小売業のオリジナルバーボン開発を提案した。

ケンタッキー州バーボン協会がPBを提案
ケンタッキー州バーボン協会がPBを提案

【商品発掘zone】では、地域メーカー100社が出展。「ふるさと食むすび」と題して、メーカー出展ブースと酒類の商品陳列で47都道府県すべての商品を紹介。酒類では、47都道府県の地酒を自由に飲み比べできるコーナーを用意したほか、出展メーカーイチオシ商品一覧・PB留型商品製造受託情報掲載のカタログも配布した。

また、グループ卸である北海道のスハラ食品のおすすめメーカー4社が試食を実施したほか、北海道のOEM製造可能な工場を紹介した。

会場の最後「今年コレいいじゃん」コーナーでは、今回の展示会の出展メーカー272社が、今年一番売りたい・おすすめしたい商品1品(原則既存品)を集めて陳列。今年の市場を見るヒントを提示した。

〈冷食日報 2026年1月27日付〉

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創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
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