極洋、2026年春の新商品等42品発表、国産原料使用の水産フライ品を拡充

極洋 2026年春の新商品
極洋 2026年春の新商品

〈市販用冷凍食品はAI評価を反映したパッケージリニューアルを実施〉

極洋は今春、「魚の魅力。届け、あなたの食卓へ。」をテーマに、国産素材を使った水産フライ品の拡充など、魚のおいしさと栄養を手軽に届けるアイテムを強化する。3月1日から順次発売する新商品・リニューアル品は合計42品(業務用31品、市販用11品)。調理負担や人手不足といった量販店の惣菜売り場や外食、産業給食などが抱える課題解決も図り、魚食拡大へとつなげていく。同社は25日、東京・永田町のザ・キャピタルホテル東急で新商品発表会を開き、新商品の概要を説明した。

新商品・リニューアル品の内訳は、業務用冷凍食品・冷凍加工品29品、業務用超低温流通保管品1品、業務用常温食品1品、市販用冷凍食品3品、市販用缶詰商品3品、市販用レトルトパウチ食品5品。売上目標は、業務用36億円、市販用16億円の計52億円を掲げる。

発表会の冒頭、あいさつに立った井上誠代表取締役社長は、ノルウェー産サバの資源枯渇など、原料の安定確保が厳しさを増している状況に触れ、「M&Aや業務提携も検討し、国内・海外の買い付けネットワークをさらに強化し、『魚の極洋』に磨きをかけていく」と今期方針について語った。また前川貴浩執行役員商品開発本部長は、「魚のおいしさ、魚の力を広め、次世代へとつなげていくことが当社の使命。多彩な新商品の投入で、衰退が進む魚食文化の拡大につなげていきたい」と意気込んだ。

同社によれば、魚介類は「健康的」「おいしい」といったポジティブなイメージがある一方、調理の手間や後片付けの負担から、魚介類の摂取量は減少傾向にあるという。特に若い世代を中心に「魚を食べたい」という傾向がありながらも、日々の食生活に取り入れにくいというギャップが生まれ、簡便性の高い商品へのニーズが高まっている。また業務用商品については、人手不足の深刻化から、調理・オペレーションの手間を減らせる商品の重要性が一層増しており、新商品・リニューアル品では、調理負担軽減につながるアイテムを充実させた。

業務用冷凍食品・冷凍加工品には、惣菜売り場向けに「九州産ぶりのメンチカツ 6種のだし入り」(15個450g)(=写真)を発売する。「レモン香る愛媛県産真鯛のカツ」など好調に推移する国産素材を使った水産フライ品の第三弾。九州産ブリを使用し、6種のだし(昆布・鰹節・うるめ鰯節・原木栽培椎茸・枯鯖節・焼きあご)の風味をきかせたメンチカツで、タケノコを加えて食感にアクセントをプラスした。同じく新商品としてホタテ風かまぼこに衣を付けた「北海扇フライFS」(1kg)も発売。2品とも極洋食品塩釜工場製造。

水産売り場向けには、「銀鮭チリ産 九州しょうゆ風味F」(10kg)を発売。九州しょうゆの深い旨みが引き立つ、豊かな味わいの加熱用ギンザケで、甘じょっぱい味付けで子供から大人まで楽しめる。極洋食品八戸工場製造。

調理現場の省力化を目的に展開する「だんどり上手」シリーズは、「真だら切身」など6アイテムをリニューアル。Kyokuyo Vina Foods(ベトナム)製造。

超低温流通保管品には、外食向けに「どんぶりネギトロ丸40gKE」(10個)を発売。解凍してご飯にのせるだけで、手軽にネギトロ丼が出来上がる。調理現場で深刻化する人手不足の課題を軽減し、必要量だけ使用できるため、食品ロスの削減にもつながる。海外協力工場(ベトナム)製造。

市販用冷凍食品には、「かにとえび入りふっくら彩り揚げ」(5個95g)など2品を投入。既存の「ふんわりえびカツR4」(5個110g)は、生地の配合を見直し、さらにふんわりした食感へリニューアルしたほか、パッケージも消費者購買行動モデルに基づくAI評価を反映し、売場で見つけやすく手に取りやすいデザインに刷新した。3品とも極洋食品塩釜工場・倉吉工場製造。

市販用常温食品には、「さば水煮食塩無添加 190g」「いわし水煮食塩無添加 190g」の缶詰2品を投入。料理や用途に合わせて味付けを調整できる汎用性の高さを、パッケージのQRコードなどで訴求していく。国内協力工場製造。

〈冷食日報2026年2月26日付〉

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