ライオン、「見えにくい汚れ」の除去が飲食の外観品質向上に寄与 味の素冷凍食品・サッポロビールが協業、脂質がギョーザの張り付き要因に
生活用品大手のライオンはこのほど、味の素冷凍食品およびサッポロビールと協業し、食器用洗剤による「見えにくい汚れ」の除去が、飲食の外観品質向上に寄与することを検証した。今回は、ギョーザを焼くフライパンにおいて、蓄積した脂質が張りつき要因になることや、グラスに付着した水あかが生ビールの泡の品質に影響を与えることを確認。フライパンには食器用洗剤「CHARMY Magica酵素+」、グラスには「CHARMY Magica速乾+」をそれぞれ用いることで、張り付きの改善や泡の品質を向上できることを明らかにした。
13日、都内某所で「『CHARMY Magica』新製品および共同研究発表会」を開催、3社の協業成果を発表した。味の素冷凍食品からはコーポレート本部 戦略コミュニケーション部の勝村敬太PRグループ長、サッポロビールからはビール&RTD事業部 サッポロブランドグループの黒柳真莉子黒ラベルブランドマネージャーと価値創造フロンティア研究所 パッケージリング研究開発グループの横石智彦アシスタントマネージャーが登壇。
味の素冷凍食品は2023年から、ギョーザの張り付きに関する生活者のSNS投稿をきっかけとした「フライパンチャレンジ」の取り組みを進めている。ライオンは同社とともに、フライパンに付着した汚れや洗浄の観点からギョーザの張り付きについて検証してきた。
今回は、従来指摘されてきたたんぱく質に加え、蓄積した脂質がギョーザの張りつき要因となる可能性を示唆。フライパンチャレンジで集まったフライパンも活用しながら、複数の実証実験を行った。その結果、脂質を分解する酵素を新たに配合した「CHARMY Magica酵素+」を使って洗浄することで、フライパンのギョーザの張り付きを約6割改善できることがわかったという。

サッポロビールとの協業では、「良質な生ビール体験を一人でも多くの生活者に届ける」というスローガンのもと▽クリーミーな泡▽クリアなビール▽コールドな温度――の3Cにこだわり、グラス洗浄の観点から生ビールの外観品質向上を目指した。両社が行った実証実験によれば、水道水中のミネラルなどを要因とする水あかが付着することで、グラスの壁面に発泡が生じ、泡のきめ細かさや持続性を損なうことが確認できたという。そこでライオンは、グラスの水切れの速度を向上した「CHARMY Magica速乾+」を用いることで、水あかの発生要因となる水滴を抑えられることを説明した。

発表会内では、3社によるクロストークセッションも実施した。成果報告を受けて得られた知見について、味の素冷凍食品の勝村氏は「当社ではギョーザの永久改良というキーワードを掲げ、生活者のライフスタイルの変化にあわせて常に商品を進化させてきた。今回の協業を通じて、料理を作り、食べ終わって片づけるまでの一連の流れのなかで、食事そのもの以外の部分においても、いかにストレスなく美味しく楽しい時間を過ごしてもらえるかということにさらに目を向けていくきっかけになった」と話した。
サッポロビールの黒柳氏は「当社では品質向上はもちろんのこと、飲み方や注ぎ方を発信することでも美味しい生ビール体験を提供してきた。今回の協業によって、食器用洗剤やスポンジにもこだわることでもおうち時間がワンランクアップできることがわかり、こういった情報も積極的に生活者の皆さんに発信していきたいと思う」と話した。
〈冷食日報2026年4月15日付〉








