「反転・攻勢からV字回復を本物にする年」-キリン16年方針

キリンビールは、2016年から新中期経営計画がスタートする。キリンブランドの価値を高め、反転・攻勢からV字回復を本物にする年とする。8日、布施孝之社長(写真)、田中敏宏マーケティング部長が登壇して会見を行った。

布施社長は「私は社長就任以来“お客様のことを一番考える会社に”を社内に徹底し、“ブレない戦略”に“従業員のモチベーション”が掛け合わされることで、結果がついてきた。ビール類は9年ぶりプラス、狭義のビールは21年ぶりプラスとなった。今年もビールカテゴリーをドライバーに、ビール類計でシェアアップを目指し、増収増益によりV字回復を本物にする。今年、ビール類計の計画は0.9%減と、弱気に見えるかもしれないが、この間、目標を高く設定しては未達を繰り返してきた経緯があり、“やりきる力”と“コミットメント力”が問われている。これは最低必達目標で、この上はもちろん目指す。市場全体は約2%減とみており、目標を達成すればシェアアップは必ず実現できる」と述べた。

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