メルシャン、ボージョレ・ヌーヴォーの発売を取りやめ、「日本ワイン」の新酒は拡充

メルシャン「シャトー・メルシャン 日本の新酒 山梨県産甲州 2025」
メルシャン「シャトー・メルシャン 日本の新酒 山梨県産甲州 2025」

メルシャンは今年、フランス産新酒の発売を取りやめる。

「近年、ワインの選び方や楽しみ方が多様化し、ボージョレ・ヌーヴォーに対する需要が年々限定的となっていることに加え、エネルギーコストや航空運賃の高騰・空輸による環境負荷への影響を鑑み、今年はボージョレ・ヌーヴォーを発売しないことを決定した。ただし、グループ会社ワインキュレーションでは今年も、ボージョレ・ヌーヴォーを発売する」(メルシャン)。

日本の新酒の販売は継続。11月3日には、「日本のあわ 新酒 2025」(720ml)に加え、これまで山梨エリア限定発売だった「シャトー・メルシャン 日本の新酒 山梨県産甲州 2025」「同 山梨県産マスカット・ベーリーA 2025」(750ml)を全国で発売する。

「日本のあわ 新酒 2025」「シャトー・メルシャン 日本の新酒 山梨県産甲州 2025」「シャトー・メルシャン 日本の新酒 山梨県産マスカット・ベーリーA 2025」
「日本のあわ 新酒 2025」「シャトー・メルシャン 日本の新酒 山梨県産甲州 2025」「シャトー・メルシャン 日本の新酒 山梨県産マスカット・ベーリーA 2025」

なお、メルシャンによれば、日本ワインの新酒市場は2020~24年の5年間で約6%増と継続的に拡大。「新酒解禁イベントも産地を中心に毎年開催されており、ライトユーザーを含む幅広い層に楽しまれている」(同社)。

〈酒類飲料日報2025年7月10日付〉

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