アサヒ「未来のレモンサワー」含むRTD新シリーズ“まるごと食感サワー”
アサヒビールは3月18日、都内本社でRTD・ノンアルコールテイスト飲料新商品発表会を実施した。「未来のレモンサワー」はじめ果実の食感を生かしたRTDおよびノンアルコール飲料の新シリーズ“まるごと食感サワー”を立ち上げると発表した。4月28日に「未来のレモンサワー」2品のパッケージと「同 プレーン」の中味をリニューアルし発売。同日に期間限定商品「同 濃いめ」も発売する。5月12日には「未来のノンアル レモンサワー」を数量限定発売。26日には「アサヒ贅沢搾りデラックス数量限定りんご&黄桃果肉入り」を北海道・東北・九州エリアの1道13県で発売する。
同社常務執行役員マーケティング本部長の古澤毅氏によると、同社は昨年度、RTDカテゴリーにおいて「GINON(ジノン)」「贅沢搾り」「未来のレモンサワー」の3ブランドに注力し、システム障害が発生する前の1~9月累計の売上は前年比119%と好調だった(年間着地は99%)。中でも「GINON」が年初目標300万箱を超える335万箱となるなど、市場や生活者から評価されるブランドをつくり、RTD市場の中で同社の存在感を高められた1年だと振り返る。
ノンアルコールテイスト飲料についても、1~9月の累計売上は前年比112%と好調に推移(年間着地105%)、「ドライゼロ」「アサヒゼロ」が好調だったことに加え、新ブランドや新たな飲用シーンを提供できたことが実績につながったとする。同社が提唱する「スマドリ」の認知率も過去最高の52%に達している。
今回新たに立ち上げた「まるごと食感サワー」は、本物の果実の食感を楽しむ新たなシリーズ。1つのカテゴリー・ブランドに留まらず、カテゴリーを横断して果実の食感が楽しめるという共通の体験価値を生活者に提供する。
シリーズ開発の背景として、2024年に発売した「未来のレモンサワー」を提供する中で生活者から寄せられた声により、缶の中のレモンスライスをかじったり食べたりしながら飲むといった飲用スタイルがあることが分かったという。また、同社が960人を対象に実施した調査では、「食感が楽しめるRTDの飲用意向」について「飲んでみたい」が88%を占めた。
古澤本部長は、「さまざまな調査結果を見ていくなかで、RTDカテゴリーだけでなくカテゴリーをまたいで果実の食感を味わえるという共通の価値を持った商品に可能性を感じたことから、同シリーズの開発に至った」と語った。
今後の展開として、2026年中にさらに同シリーズの新商品発売を予定しているほか、27~28年には継続的に新商品を投入し新シリーズの市場を創出、29年には同シリーズを市場に定着させ、30年の目標としてシリーズ全体の売上500億円を掲げた。
〈果肉入りサワーで新たな体験価値を提供〉
今回発表した新商品「未来のノンアル レモンサワー」(345ml、アルコール分0.00%)は、レモンスライスを漬け込んだノンアルコールレモンサワー。さらに期間限定でアルコール分7%の「同 濃いめ」(同、アルコール分7%)も発売する。ノンアルコールや7%の新商品を作るにあたり、味わいや香り、甘みのバランスを調整している。


「未来のレモンサワー」既存商品2品はパッケージを刷新し、本物のレモンスライスが入っているという商品特徴をよりわかりやすく訴求。「プレーン」はレモン本来の香りや味わいがより感じられる中味に刷新した。
エリア限定で発売する「贅沢搾りデラックス りんご&黄桃果肉入り」(350ml/店頭想定価格税別248円、アルコール分3%)は、2種類の果肉が入ったフルーツサワー。開発期間は3年半にものぼり、商品として求める量の黄桃とリンゴの果肉を、形を保ったまま缶に入れる技術の開発に苦労したという。

同社マーケティング本部RTDマーケティング部の佐藤猛博部長は、「シリーズのターゲットはRTDやアルコールを飲用する生活者の中でも、新しい体験や驚きを求めている人だ。本物の果実を使った味わい・香り・食感・時間変化といった体験そのものを提供することで、日常の中でテンションが上がったり心が満たされるような瞬間を提供していきたい」と話した。
〈酒類飲料日報2026年3月19日付〉







