生鮮肉第1位は金額で京都市、数量は福岡市-13年~15年平均の都市別ランク

総務省がこのほどまとめた2013年~2015年平均の都市別消費量ランキング(2人以上世帯)をみると、生鮮肉で全国トップは金額で京都市(8万9,441円)、数量で福岡市(54,522g)となった。前回(12年~14年)は金額で和歌山市、数量で福岡市だったが、今回、数量は変動がなかったものの、金額では1位と2位が逆転した。

トップ10の詳細は表の通り。金額トップの京都市は8万9,441円と9万円に近づく。また全国平均を2万円以上上回る。前回は8.4万円であり、3年間平均でこれだけ上昇したことは、それだけ15年の上昇幅が大きかったことがうかがわれる。なお、京都市は、牛肉で1位、鶏肉で2位、豚肉でも全国平均を上回り1位となった。2位の和歌山市は前回を上回るものの、京都市の上昇が大きく、2位に後退した。以下、奈良市、堺市、大津市とこれまで通り関西勢が続く。なお、東日本は、横浜市の13位がトップになる。

数量では、福岡市がトップで、以下、和歌山市、広島市、熊本市、岡山市と続く。福岡市は、鶏肉で1位、牛肉で10位、豚肉で15位となった。なお、金額で1位の京都市は、数量では牛肉で1位、鶏肉で19位、豚肉で38位であり、価格の高い牛肉での消費が支出金額を押し上げている。

食肉別には、牛肉のトップは金額で京都市、数量でも京都市となった。金額の上位をみると、京都市に次いで和歌山市、大津市、奈良市、北九州市と続き、北九州市以外はすべて関西圏だった。数量でもほぼ同様だった・

豚肉のトップは、金額で横浜市、数量で青森市だった。金額の上位は、横浜市に続き、相模原市、川崎市、さいたま市、甲府市と、関東甲信越が占める。数量では、青森市に続き、札幌市、相模原市、静岡市、新潟市と、東北、北海道、東海地方が入る。牛肉と豚肉は、依然として西日本と東日本で大きく消費志向が分かれていることが分かる。

鶏肉のトップは金額、数量とも福岡市。金額では、2位に京都市、以下、神戸市、大津市、鹿児島市と関西と九州地方の各都市が入る。数量は、福岡市続き、熊本市、山口市、大分市、広島市と、上位5都市は九州と中国地方で占める。