16年5月ハムソー生産は1.0%減の4.4万t、ハム類が3.6%減に

日本ハム・ソーセージ工業協同組合(日本食肉協議会委託事業)が発表した2016年5月の食肉加工品生産量によると、ハム・ソーセージ類の生産量は1.0%減の4万4,085tとなった。4月は2.3%増加したが、5月は再び減少に転じた。特に、ハム類の減少が大きかった。一方でハンバーグ類は2ケタ増となった。5月後半からはギフト商品の生産が行われているため、ギフト商品の傾向を表しているとも考えられる。

5月の生産量を品目別にみると、ハム類では、ロースハムは3.2%減、ハム類合計で3.6%減、ソーセージ類は、ウインナーが0.3%減、フランクフルトは0.8%増、ボロニアは14.7%減、ソーセージ合計では0.1%減となった。なお、数量的には少ないが、無塩漬ソーセージは11.6%増と大きく伸びた。また、ベーコン類はベーコンが3.9%増、ショルダーが37.5%減、ベーコン類合計は1.7%増となった。プレスハムは7.8%減と、ここにきて久しぶりの減少となった。

その他では、ハンバーグ類は16.5%増と2ケタの増加、焼豚は6.7%増となった。

1~5月累計では、全体で1.2%増、うちハム類0.8%減、ソーセージ類1.6%増、ベーコン類2.6%増、プレス0.4%減となった。