伊藤ハム米久HD、東京・新橋で「ポークビッツ」初のポップアップイベント

◆昼は「盛り放題丼」、夜は「酒盛りセット」を提供、新たな楽しみ方を提案
伊藤ハム米久ホールディングス(HD)は9日~13日までの5日間、東京都港区のカフェピアッザ(新橋3-16-17)で、「ポークビッツ」の初のポップアップイベントを開催している。
「今日は自分の好きに盛ろう。ポークビッツ食堂」と題し、昼はワンコインで楽しむことができる「盛り放題丼」を提供、夜は5種のフレーバー付きポークビッツとビールを味わえる「酒盛りセット」を無料で提供する。今年で発売37周年を迎えるポークビッツは、子どもが食べて喜ぶウインナーとして親子三代にわたって愛されてきた。今回の大人をターゲットにしたイベントを通じて、ポークビッツの新たな楽しみ方を提案する。
「昼の部」(午前11時~午後3時)は、税込み500円(キャッシュレス決済のみ)でご飯の上にポークビッツを好きな量だけ盛り付け、ケチャップやタルタルソース、おろししょうがなど好みの薬味でカスタマイズができる「盛り放題丼」を提供、ランチタイムを手軽に楽しむことができる一品となる。

「夜の部」(午後5時~9時)は、キリンビールの「晴れ風」1杯と、5つのオリジナルフレーバー付きの「酒盛りセット」を無料で提供する。こちらは、お気に入りのフレーバーを投票する参加型企画で、楽しい夜を演出する。5日間のイベントのために用意されたポークビッツは368㎏、昼と夜の部を合わせて1日500人の来店を目指している。

オープンに当たって、同店を運営するPIAZZA(株)の石原敬太氏は、「いままでポークビッツは家族で主に子どもを中心に楽しんでもらえる商品だったが、今回、新橋という場所のエッセンスを加えて、大人に楽しんでもらえる機会を提供したいと、既存の商品を使いながらも新しいアプローチとして2つのメニューを提案した。
このうち『盛り放題丼』は、オフィス街の新橋で、働く人のガッツリ飯としてパワーランチにした。ご飯の上に肉を盛れるといったワクワク感と味変を楽しんでもらい、できればSNSに投稿してもらえれば。夜は酒盛りと、昼とは異なる形での『盛り』のキーワードでセットを提供している。お気に入りのフレーバーを投票してもらい、今後、伊藤ハム米久HDで、ポークビッツを継続する際の何らかのヒントになれば、と思っている」と説明した。
伊藤ハム米久HD加工食品事業部の高嶺慎二氏は、イベント開催の経緯について、次のように説明した。、「ポークビッツは子どもが食べて、その子どもが親になった時に子どもに食べさせるようなサイクルが中心軸となっている。この商品は『子どもが食べて喜ぶウインナー』がコンセプトの中心だが、料理の素材としても非常に汎用性がある一方、食が細くなる高齢の人も手軽に楽しむことができるサイズとなっている」
「我われとしては、子どもの時から老後になるまで、一生を通してともに歩んでいけるような商品に成長してくれれば、という思いで今回の企画を打ち出した。とくに昼の部では、子どもの時に夢だった、『もっと食べたい』『山盛りで食べてみたい』といった遊び心に着目し、夜の部は大人だからできるお酒のつまみという設定で提供している」。
〈畜産日報 6月10日付〉