ハーゲンダッツが2026年方針を発表、売上高1%増の560億円を計画し「今年も過去最高売上を目指す」 / 新商品は『ROCKY CRUNCHY!』など

ミニカップ ROCKY CRUNCHY!『ソルティハニーバター』
ミニカップ ROCKY CRUNCHY!『ソルティハニーバター』

ハーゲンダッツジャパンは、2026年度(1~12月)売上高を前年比1%増の560億円と計画し、一段上の成長ステージを目指す。

2月26日本社で開催した事業計画発表会で五十嵐享子代表取締役社長が話した。同社は2023年実施以来の全商品の値上げを、3月に実施。ミニカップアイス基幹品は7年ぶりにパッケージをリニューアルし、クリスピーサンドには第2の柱を見据えた新商品を導入した。

話題喚起には「ザク硬食感」の新商品「ROCKY CRUNCHY!」を導入し、キャンペーンも実施して「間口(ライト層)減少を最小限に留める。今年も過去最高売り上げを目指す」と意気込みを示した。

新商品のROCKY CRUNCHY!「ソルティハニーバター」、「ストロベリーブラックココア」の中身の画像はこちら

〈2025年度の売上高は556億円、新発売の「ザ・ミルク」・「ガナッシュショコラ」が好調〉

2025年度実績については、売上高が前年比3%増の556億円、2024年に次いで2年連続の過去最高売り上げだった。

特にけん引したのはミニカップ基幹品。中でも25年3月発売「ザ・ミルク」、11月発売「ガナッシュショコラ」リニューアル品が売り上げを伸ばした。「バニラ」「ストロベリー」「グリーンティ」のコア3品は前年並み。

ハーゲンダッツ「ザ・ミルク」
ハーゲンダッツ「ザ・ミルク」

期間限定品では、対比構造を取り入れたミニカップ「悪魔のささやき」「天使のおさそい」が支持を集めた。アソートボックスは25年6月の値上げの影響が懸念されたが、コンセプト型新商品「世界のデザートセレクション」の投入が奏功し、前年実績を上回った。クリスピーサンドは基幹「ザ・リッチキャラメル」は堅調だったが、季節フレーバーは不調だった。

〈2026年にはパッケージデザインを「グローバル共通」から「日本独自」のものへ〉

2026年度は3月の全商品値上げによる影響を、ブランド価値訴求と継続的なニュース発信の両輪で最小限に留め、「ワンランク上のブランドポジションの再構築を図る」という。

ミニカップ基幹8品のパッケージデザインは、これまでの「グローバル共通」から「日本独自」のものへ変え、おいしさや上質感がダイレクトに伝わるデザインへ5月から順次切り替える。「バニラ」はコーポレートカラーのバーガンディーレッドを全面にあしらった。

ミニカップ「バニラ」新パッケージ
ミニカップ「バニラ」新パッケージ

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〈新商品では、クリスピーサンド「ザ・グリーンティー」、「ROCKY CRUNCHY!」などを発売〉

クリスピーサンドの第2の柱商品については、4月7日発売「ザ・グリーンティー」を位置付けていく。抹茶の苦みにホワイトチョコの甘さが合わさった奥深い味わいが特徴。女性タレントを起用したテレビCM、デジタル広告を実施し、徹底して育成する。クリスピーサンドは今年発売25周年で施策も順次展開する。

期間限定品はかみ砕く「ザク硬食感」がうりの「ROCKY CRUNCHY!」を3月10日発売し話題喚起する。キャラクターを起用したWeb動画のコミュニケーションでトライアル購入獲得を目指す。

ミニカップ ROCKY CRUNCHY!『ストロベリーブラックココア』
ミニカップ ROCKY CRUNCHY!『ストロベリーブラックココア』

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アソートボックスは、今年は「和×洋」をテーマにした「和のスイーツ」を3月24日に発売する。

なお4月1日付けで社長交代となる。五十嵐社長は在任2年を振り返り、飲料業界からアイス業界に来て「プレミアムブランドの強さをすごく感じた。売価に頼らなくても売れる世界があるんだと知った。コスト環境や足元の環境が激しく変化する中で、プレミアム感をもっと(消費者の)期待を上回るものにしていかないといけないと感じている」とし、次なる成長戦略・変革を次期社長へ託した。

五十嵐享子代表取締役社長
五十嵐享子代表取締役社長
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創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
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