カゴメは長野県諏訪郡富士見町に農業・食品製造(工業)・観光業が一体化した「カゴメ野菜生活ファーム富士見」を来年4月に開園することを受け、このほど、施設の中心を担う交流棟(観光施設)の建築起工式を行った。

施設は同社富士見工場に隣接する土地にトマト温室、露地栽培圃場などを設け、収穫体験などができる。起工式を行った交流棟には収穫した野菜でジャムやスムージーづくりができる他、レストラン、ショップなども設置する。

起工式で挨拶した三輪克行取締役専務執行役員は、「1968年に富士見工場を創設し、当初はトマト、リンゴ等の農産物の加工を開始した。現在は当社の主力工場として、『野菜生活ブランド』など、紙パック入り野菜ジュースの生産、高原野菜の加工を行っている。そしてこのたび富士見工場と隣接する約10 haの土地に農業、食品製造、観光が連携する新たな取り組みを来年4月からスタートする。農業、食品製造、観光がそれぞれ独立して存在するのではなく、工場の排温水を農場で再利用したり、農場で採れた野菜を工場で商品に利用したりして、八ヶ岳の広大な自然を背景にそれぞれが連携することで、農業や食、そしてこのエリアの魅力を体験して頂ける、いわば『体験型の野菜のテーマパーク』です。当社は『食を通じて社会問題の解決に取り組み、持続的に成長できる強い企業になる』ことを長期ビジョンとして掲げており、新たにスタートする『野菜生活ファーム富士見』は、このビジョンを表現し、この考えをわかりやすくお伝えすることを目的としている」と述べた。

〈食品産業新聞 2018年9月10日付より〉