オーストラリアやニュージーランドのカフェで定番メニューの「フラットホワイト」が日本でも注目され、商品化が進んでいる。

同メニューは、エスプレッソをベースにたっぷりのミルクを入れている点が特徴。名前の由来は諸説あるが、牛乳の「ホワイト」と、きめ細かく泡立てられたミルクが表面に平らに注がれる「フラット」から生まれたと言われている。海外では、米国スターバックスなどのカフェチェーンでメニュー化され、徐々に人気が高まっている。日本では、一部のこだわりカフェで展開されていたが、タリーズコーヒージャパンが今年2月に発売し、認知が広がり始めた。10月には、ネスレ日本の一杯抽出型マシン「ネスカフェ ドルチェ グスト」の専用カプセルも加わり、浸透が進みそうだ。

「フラットホワイト」の見た目はカプチーノやカフェラテに近い。「カプチーノ」は、エスプレッソに泡立てたミルクのフォームドミルクと温めたミルクのスチームミルクを加えて作られ、「カフェラテ」は、「カプチーノ」よりスチームミルクの割合が高い。そして、「フラットホワイト」は、さらにスチームミルクの量が多く、たっぷりのミルクでクリーミーな味わいになるという。

タリーズコーヒージャパンは、新たなエスプレッソビバレッジとして、「フラットホワイト」と、よりマイルドに仕上げた「ミルキーフラットホワイト」を今年2月から展開している。それぞれトールサイズのみで500円(税込)。同社担当者によれば、「ニュージーランドのカフェが日本に進出しているトレンドに乗って購買する10代女性と、エスプレッソのコクとミルク感という味わいを支持するビジネスパーソンの50代男性から若干人気」が出始めた状況という。

同社の「フラットホワイト」は、同じサイズの「カフェラテ」よりもエスプレッソとミルクの量を増やすことで、素材の味わいをギュッと濃縮し、エスプレッソの芳醇な香りと力強いコク、ミルクのシルキーな口あたりと自然な甘みをいっそう感じられることが特徴。同社では、「一口飲むと、まるでエスプレッソのクレマをまとった、ベルベットのようなスチームミルクを体験できる」としている。

ネスレ日本は、国内で280万台出荷しているカプセル式本格カフェシステム「ネスカフェ ドルチェ グスト」から、新メニューの専用カプセル「フラットホワイト」(16カプセル、税別908円)を10月1日から発売する。1カプセルでマグサイズの分量が16杯分楽しめるため、お得感がある。同社担当者は、「“ドルチェ グスト”の専用カプセルの中で最も売れているのは、ブラックコーヒーを除けば“カフェオレ”である。しかし、“フラットホワイト”はその実績を上回る可能性もある。本場オーストラリアで同商品を飲んでいただいたところ、非常に高い評価を得た。世界中で人気が高まっており、今秋から各国のネスレでも展開される予定だ」とした。

なお、同社は同システムの浸透に向け、「ネスカフェ ドルチェ グスト インフィニッシマ」(税別5,537円)を9月1日から展開している。日本の住宅事情を考慮し、「ネスカフェ ドルチェ グスト」史上、最もスリムなサイズであり、買いやすい価格帯とスタイリッシュなデザインも特徴。エントリーユーザーを増やすねらいだ。
ネスレ日本「ネスカフェ ドルチェ グスト インフィニッシマ」と「フラットホワイト」等の専用カプセル

ネスレ日本「ネスカフェ ドルチェ グスト インフィニッシマ」と「フラットホワイト」等の専用カプセル

人気のカフェチェーンとカフェシステムがメニュー化したことで、「フラットホワイト」は今後メジャーになる可能性がありそう。

※9月21日、一部記事内容を修正しました。