アサヒ飲料は、7月7日に発売100周年を迎える「カルピス」ブランドを活用した飲食店向けの施策を強化し、100周年の認知向上と同ブランドの飲用機会の拡大を図る。

「カルピス」ブランドは、汎用性を活かし、飲食店でソフトドリンクとして、また「カルピスサワー」を中心としたアルコールの割り材として様々なメニューで利用されている。今年は、発売100周年を起点に、過去最大規模の飲食店向け施策を「カルピス」の誕生日である7月7日近辺で実施する。
「カルピス」仕様の屋形船「七夕丸」船内

「カルピス」仕様の屋形船「七夕丸」船内

アサヒ飲料で業務用製品を担当する営業推進部の玉越伸一氏によると、業務用のソフトドリンク市場が数年緩やかに成長する中、同社は業務用市場で業界第2位のシェアを持っている(コーヒー・ディスペンサー除く)。今後、取り扱いの店舗数を増やして間口を拡大し、顧客と同社製品の接点を飲食店で作るという方針で営業活動を進める。「特に、今年はカルピスが100周年なので、業務用施策の強化を図っていきます」(玉越氏)。
 
そのひとつが、船内外を装飾して「カルピス」仕様にした屋形船「七夕丸」の期間限定航走だ。東京・浅草で唯一屋形船を運営する「船宿あみ清」の屋形船4艘(そう)の船内外を「カルピス」仕様にした。7月1日~7月7日までの期間限定で1日2回航走する。1回40~50人で、計520人の乗船を見込む。
 
船体側面には、「『カルピス』は今年100周年!」「7月7日は『カルピス』の誕生日!」とデザインし、浅草を訪れる多くの人々に100周年の認知拡大を図るねらいだ。船内では、「カルピス」を使用したサワーやソフトドリンクの提供に加え、七夕にちなんだ笹の葉や短冊を用意する。なお、海外からの旅行客も多いため、メニューは、英語、韓国語、中国語表記も用意した。

「七夕丸」船内にはセルフドリンクコーナーも

「七夕丸」船内にはセルフドリンクコーナーも

2つめの施策は、SNSで実施する「カルピス」オリジナル景品が当たるキャンペーン。6月8日から7月7日までの期間、全国の飲食店約2600店舗で「カルピス」メニューを注文すると、オリジナルの“グラスマーカー”がプレゼントされる。それと対象の「カルピス」のメニューを一緒に撮影し、指定の“#(ハッシュタグ)”を本文に入れてツイッターかインスタグラムに投稿すると、抽選で2000名に「オリジナルVisaギフトカード3000円分」などの景品が当たる。

対象店舗で「カルピス」メニューを注文すると、グラスに取り付ける“グラスマーカー”をプレゼント

対象店舗で「カルピス」メニューを注文すると、グラスに取り付ける“グラスマーカー”をプレゼント

3つめの施策は、ビアガーデンでのイベントだ。全国3か所の会場で、7月6日と7日の2日間、「『カルピス』100th記念イベント」を実施する。
 
実施会場は、東京の「スカイパラダイス ビアガーデン」(伊勢丹新宿店本館屋上)、名古屋の「ビアガーデン マイアミ 名古屋栄店」(三越栄店屋上)、大阪の「中之島アーバンリゾート ビアガーデン」(ANAクラウンプラザホテル大阪)の3か所。ビアガーデン内に特設バーカウンターを設置し、「カルピス」を使用したオリジナルカクテルメニュー3種(彦星、織姫、天の川)を販売。その注文者の中から抽選で“「カルピス」のオリジナル扇子”が当たる企画を実施する。当日は、浴衣を着た水玉ガールが会場内を歩き、盛り上げる考えだ。
 
ビアガーデン以外にも、全国の飲食店約1200店で店内に笹の葉と短冊を用意し、“七夕の願い”を短冊に書いて「カルピス」メニューと共に七夕を楽しんでもらう「夏の『カルピス』フェア」を6月1日~8月31日の期間で実施する。
 
アサヒ飲料の業務用カルピス製品の1~5月累計実績は、前年比5%増となった。100周年施策を機に、より展開店舗を広げていく考えだ。

ビアガーデンで提供するオリジナルカクテル(彦星、織姫、天の川)

ビアガーデンで提供するオリジナルカクテル