コカ・コーラシステムが“過去最大人数”で清掃活動、「廃棄物ゼロ社会」実現へ取り組み

千葉県釣ヶ崎海岸での清掃活動(日本コカ・コーラ、コカ・コーラ ボトラーズジャパン)
〈全国9カ所で総勢750人が参加〉
日本コカ・コーラとコカ・コーラ ボトラーズジャパンの総勢約750名の社員は、海岸・河川清掃ボランティア活動として、11月18日に全国9か所で清掃活動を実施した。このうち千葉県長生郡一宮町釣ヶ崎海岸における海岸清掃活動には、日本コカ・コーラ社のホルヘ・ガルドゥニョ社長とコカ・コーラ ボトラーズジャパンのカリン・ドラガン社長を含む約250名(日本コカ・コーラ150名、コカ・コーラ ボトラーズジャパン100名)の社員が参加し、コカ・コーラシステムが目指す「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」の実現に向けた活動のひとつとして、およそ1kmにわたり海岸清掃をしながら、2トントラック一台分のごみの収集、分別を実施した。

日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニョ社長は、「今般の台風によって被災された皆さまに、まずは心よりお見舞いを申し上げます。コカ・コーラシステムでは、『World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)』の実現に向けて様々な活動を推進しておりますが、その重要な柱の一つが『パートナー』との取り組みです。本日、コカ・コーラシステムおよび関係各社の社員、そしてパートナーの皆さまとともに、このような清掃活動を実施できますことを大変嬉しく思います。このたびの釣ヶ崎での清掃活動は、社員総勢約250名が参加する過去最大規模のものとなり、また、地域社会の一員として我々がコミュニティに貢献できる機会でもあります」と話した。

千葉県釣ヶ崎海岸清掃活動には“過去最大”の約250人が参加

千葉県釣ヶ崎海岸での清掃活動には“過去最大”の約250人が参加

また、コカ・コーラ ボトラーズジャパンのカリン・ドラガン社長は、「本日の清掃活動をはじめ、さまざまな災害支援を通じて、皆さんが注いでくれた献身に心から感謝いたします。このように大変な時だからこそ、私たちコカ・コーラシステムは心を一つにし、コミュニティのために、一人ひとりの持つ力を存分に発揮できると確信しています。今日こうして、日本コカ・コーラと当社のマネジメントチーム、さらには大勢の社員の皆さんとともに、力を合わせて清掃活動を行えることを嬉しく思っています。本日は当社の各営業本部を含めた全国各地の会場で、わたしたちコカ・コーラ ボトラーズジャパンが清掃活動を行っており、総勢約750名の社員たちが参加すると聞いています。こうした活動は、私たちが日ごろビジネスを展開し、お世話になっている地域の皆さまに恩返しをしたいという強い意志の表れです。また、私個人にとっても、今日お集まりの皆さんとともに活動に参加できることは、この上ない喜びです」とコメントした。
 
参加者からは、「釣ヶ崎は、来る2020年に世界の方をおもてなしするエリアとして素晴らしいロケーションでした。実際、想像よりも投棄ごみが少なく、この海岸を利用されている方たちの釣ヶ崎への愛着を感じました。私たちは一本たりとも海にペットボトルを流さないという思いで、日々廃棄物ゼロ社会の実現に取り組んでいますが、今日この海岸で同僚たちと清掃活動を体験して、一人ひとりの毎日の意識と行動でより早く近づける未来なんだと実感しました」と感想が聞かれた。
 
東京では、コカ・コーラ ボトラーズジャパンの社員71名が参加し、ハチ公を中心とした渋谷エリア周辺で3班に分かれて清掃活動を実施した。

渋谷エリアの清掃活動

渋谷エリアの清掃活動

日本のコカ・コーラシステムは、ザ コカ・コーラ カンパニー(米国本社)が発表した「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」の実現を目指すグローバルプランに基づき、2018年1月に「容器の2030年ビジョン」を公表。2019年7月には、新たな環境目標を策定し、「設計」「回収」「パートナー」の3つの活動を柱として、容器の循環利用を推進している。
 
今年5月には、日本国内におけるプラスチック資源の適切な回収と循環利用の促進への貢献を目的として、日本コカ・コーラは日本財団と共同で、陸域から河川へ流出した廃棄物を調査することを発表。6月には、セブン&アイ・ホールディングスとの共同企画商品「一(はじめ)緑茶 一日一本」のリニューアルを発表し、PETボトルの原材料として、セブン&アイグループの店頭で回収された使用済みPETボトルをリサイクルした「完全循環型PETボトル」を採用している。
 
ガルドゥニョ社長は、「我々は『容器の2030年ビジョン』の目標達成に向けて、バリューチェーンのあらゆる場面で行動を起こさなくてはなりません。本日の活動が当社社員にとってもインスピレーションとなり、『World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)』の理念に触れる貴重な機会になることを願っています」としている。