味の素AGFは2月21日、「ブレンディ ボトルコーヒー ラベルレス」シリーズから「低糖900ml」「微糖900ml」の2種を、通信販売限定で発売する。1ケースあたり900ml×12本で、オープン価格(想定定番売価は税抜1740円)。

近年、脱プラスチックにおける取り組みなど環境負荷低減への関心が上昇している。AGFがボトルコーヒーユーザーを対象に実施した環境に関する意識調査でも、“環境に良いことをしたい”と考えるユーザーが2017年以降年々増加していることがわかったという。

このような背景からAGFでは、2019年8月に通信販売限定で「ブレンディ ボトルコーヒー ラベルレス 無糖900ml」を発売。購入者からは、「ゴミが少ないから環境に良い」「ラベルをはがす作業がいらないので便利」といった反応があったという。

新たに発売する「ブレンディ ボトルコーヒー ラベルレス」シリーズの「低糖900ml」「微糖900ml」は、現在発売中の「無糖900ml」同様、ラベルの代わりに剥がしやすいシールを採用しているため、ゴミが少なく環境負荷低減に貢献できる仕様となっている。

同社の竹内秀樹副社長は1月8日に行われた新製品発表会で、「2019年の当社の活動の中で、特に社会課題の解決においてECチャネルの特性に合わせて、ボトルコーヒーのラベルレス、スティック製品の一部紙化を進めてきた。社会課題解決が事業活動の中心になり、生活者の環境や社会などに配慮した“エシカル消費”(倫理的消費)が普及・浸透している。今後もさらなる変化が予測されており、対応していきたい」とした。

そして、同社は今年から、梱包用の段ボールでは使いやすさをさらに追求し、ミシン目に沿って前後左右に引き上げるだけで、力を入れずに簡単に開封できる「SRP(シェルフ・レディ・パッケージ)」を新採用する(2月下旬から出荷開始)。SRP1箱あたりの開封時間は、現行の16秒から6秒に短縮できるという。また、従来使用していた内側のプラスチックテープを使用しない分、年間約3.4トンのプラスチック使用量を削減する。主な対象製品は、「ブレンディ」のボトルコーヒーとインスタントコーヒー袋、「マキシム」インスタントコーヒー袋など。
引き上げるだけで簡単に開封できる「SRP(シェルフ・レディ・パッケージ)」

引き上げるだけで簡単に開封できる「SRP(シェルフ・レディ・パッケージ)」

そして、スティック製品では、フィルムに一部紙を採用して環境負荷低減を進める。同社は2019年10月からLOHACO限定で販売している「『ブレンディ』スティック カフェオレ エコスタイル」においてスティックのフィルムに一部紙を採用した包材を使用し、通常品に比べてスティック1本あたりのプラスチック使用量を19.7%削減できたという。

一部紙を採用した包材を使用する「『ブレンディ』スティック カフェオレ エコスタイル」

一部紙を採用した包材を使用する「『ブレンディ』スティック カフェオレ エコスタイル」

この環境を配慮した取り組みは、ユーザーからも非常に高い支持を受け、発売以降は「『ブレンディ』スティックカフェオレ」(30本入り)の販売実績が前年比165%となり、新規購入者の構成比も4割超になったという(19年10~11月実績)。一般販売向けでは、今年2月発売の「抹茶一服」からプラスチックの低減包材の採用をスタートする。
 
ECを手始めに“エシカル消費”へ対応することで、環境貢献意識の高い新規ユーザーを新たに獲得し、AGFファンを増やして持続可能な成長を目指す考えだ。