キリンホールディングス(HD)とキリンビバレッジは9月28日、独自素材の「プラズマ乳酸菌」を使用した「iMUSE(イミューズ)」ブランドの清涼飲料など6商品が、機能性表示食品制度で初めて、“免疫機能”を含む表示で消費者庁に届け出受理されたことを受け、同商品を全国で順次発売することを発表した。

届出表示内容は6商品共通で、「本品には、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)が含まれます。プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています」。機能性関与成分は、「プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)」、1,000億個/日。

2020年は新型コロナの影響もあり、キリンHDの調べでは「免疫」のインターネットでの検索数が対前年で4倍強となるなど興味関心が高まり、乳酸菌の食品や飲料市場は大きく伸長している状況だ。キリンビバレッジが展開する「iMUSE」ブランドの飲料も1〜8月累計で2倍以上の売上増加となった。機能性表示食品になることで生活者への浸透がいっそう進みそうだ。

キリンHD執行役員の佐野環ヘルスサイエンス事業部長は、同日行われた発表会で、「iMUSEは、キリンの35年の免疫研究から生まれたブランドです。世界の人々の健康で前向きな毎日に貢献します」と話すとともに、機能性表示食品になったことについて、「これまでは何となく体に良さそうなイメージにとどまっていたが、今回一番の大きな違いは左脳で理解できることです。(パッケージの)表示を読んでいただくと、自分向けかどうかが判断できるようになりました」と語った。

キリンHDは、サプリメントの「キリン iMUSE professional プラズマ乳酸菌サプリメント」(30粒入り〈1日2粒〉/税抜2200円)を11月上旬から新発売し、さらに「キリン iMUSE プラズマ乳酸菌サプリメント」(60粒入り〈1日4粒〉/1833円)を11月11日に、同(28粒入り〈1日4粒〉/905円)を11月24日から発売する。

キリンビバレッジからは、飲料の「キリン iMUSE ヨーグルトテイスト」、「キリン iMUSE レモン」、「キリン iMUSE 水」(各500mlPET/143円)を11月24日に発売する。佐野事業部長は、「例えば“iMUSE 水”は、無糖でゴクゴク飲めやすいので、一気にお客様の生活に入りやすい。乳性の飲料も、味だけでなく機能が自分向けであると思って下さった方が手に取っていただけるのではないでしょうか。世界の人々の健康に貢献するという目標に一歩前進できたと思います」と語る。

キリングループは35年間にわたり免疫研究を続けており、医薬品事業だけでなく、米国有数の公的免疫研究所「LIAI」の設立にも関わってきた。その最先端の免疫学によりヒト免疫メカニズムの解明に取り組んでおり、2012年には世界で初めて免疫細胞の司令塔とされる“プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)”を活性化できるプラズマ乳酸菌を発見したと報告している。

今回、“免疫機能”を含む機能性表示食品として届出受理されたことについて、キリンHDヘルスサイエンス事業部主幹の藤原大介氏は、「当社は30年以上研究を続けており、その研究に携わってきた人間としては格別の思いがある」と、機能性表示食品の開発背景を語った。