業界初、伊藤園が伸縮タイプの生分解性ECOストロー採用、「充実野菜 乳酸菌ミックス」に

伊藤園「充実野菜 乳酸菌ミックス」と生分解性ECOストロー
伊藤園は、環境にやさしい植物由来の生分解性ECOストローを採用した「充実野菜 乳酸菌ミックス」(200mlアルミレスECO容器/税込116円)を6月14日から新発売する。

これは、「カネカ生分解性ポリマーGreen Planet」を用いた生分解性ECOストローを採用するもの。伊藤園とカネカ、日本ストロー社が共同開発した業界初の伸縮タイプの生分解性ECOストローだ。

「Green Planet」は、海中と土中で水と二酸化炭素に生分解される100%植物由来の生分解性ポリマー。幅広い環境下で優れた生分解性を有し、海水中で生分解する認証「OK Biodegradable MARINE」※を取得しており、海洋汚染低減に貢献している。

※海水中(30℃)で、生分解度が6ヵ月以内に90%以上になること。ベルギーに本部を置く、国際的な認証機関Vincotteより、2017年9月に認証を取得している。

また、容器には牛乳パックと同様にリサイクルできる「アルミレスECO容器」を採用している。

なお、製品特徴は、100億個の乳酸菌を含有し、にんじんとりんご主体の9種類の野菜と3種の果実を使用した栄養機能食品の野菜・果汁混合飲料という。

伊藤園は、2020年11月に「伊藤園グループ中長期環境目標」を策定し、環境負荷軽減に向けた取り組みを進めている。同社は「これからも、環境に配慮した素材や容器を積極的に採用し、持続可能な社会・環境の実現に貢献してまいります」としている。伊藤園は、生分解性ストローを紙パック製品で順次広げていく予定だ。

野菜飲料では、カゴメが紙ストローを採用した季節限定「野菜生活100」を、カゴメのホームページ限定で2月から発売している。予定販売数量は11万5200本。環境問題に関心を持つユーザーから好評という。