三井農林は、茶葉とミルクが一体となった新商品「ミルクとけだすティーバッグ」を8月30日から全国発売する。お湯を注ぐとミルクが溶け出し、茶葉と混ざりあって90秒でミルクティーが出来上がる仕様。まずは「オリジナルブレンド」(8g×4袋、税抜300円)「アールグレイ」(7.5g×4袋、税抜300円)の2種を発売し、今後は順次シリーズ化する予定。

三井農林企画本部商品企画・マーケティング部部長の竹田一也氏は、「日本初の量産型ミルク入りティーバッグという新機軸の商品で、新たな飲用体験を提供するとともに市場活性化に貢献したい」と話す。

三井農林によると現状、ティーバッグ・インスタントのミルクティーユーザーは家庭用紅茶市場の約41%。ミルクティーの主な飲み方は〈1〉紅茶のティーバッグに牛乳を加える〈2〉インスタントティーやペットボトル飲料で飲む――となっている。これらの飲み方には牛乳を買い揃えたり片付けたりする手間や甘さが強いこと、香料の香りが気になるなど、ユーザーに不満があることがわかっていた。

そこで三井農林では、砂糖不使用で本格的な茶葉抽出の香味が感じられ、かつ簡単に入れることができるというミルク入りのティーバッグを考案。20種以上の茶葉と15種以上のミルクパウダーを組み合わせ、「牛乳のような飲み口で、飲み飽きないよう後味の軽さを意識して仕上げた」(企画本部商品企画・マーケティング部商品企画室室長 作田祥司氏)。

品質の保持と持続可能性への配慮からティーバッグ用フィルターには「生分解フィルター」を採用。ホチキス止めもしていない。約3年かけて開発し、自社工場内に新ラインを設置、量産化を実現した。

2021年4月から首都圏約200店舗で行ったテスト販売では目標を上回る好調な売り上げを見せた。2021年秋の本格発売では全国の量販店を中心に約1500店舗へ導入。年間販売目標は2品で1億円だ。竹田氏は「3カ月間のテスト販売では売れる店舗と売れない店舗で差が出た。店頭試飲が難しい状況のため、売り場における最適な陳列提案とウェブやSNSを活用した情報発信を強化したい」としている。