ウルノ商事が大展示会 食べる楽しさを情報提供、安全性や地産地消商品も

ウルノ商事・宇留野正義社長
業務用食品卸のウルノ商事(茨城県水戸市、宇留野正義社長)は11月24日、取引先メーカーなどで構成する「ウルノ会」を水戸市の三の丸ホテルで開催した。

開会あいさつで、福羽弘隆専務は「当社の業績は堅調に推移し、ITを推し進め営業の効率化と質を高め、大展示会を成功裡に開催し、茨城県で初のキッズシェフ事業への後援を行うなど、地産地消の食品開発などを通し地域に貢献してきた。今年も各社のご協力の下、我が社のシナリオと時代の変化に対応したプランニングに努め、誠実で丁寧な自分に正直な仕事を行い、魅力的と言われる会社にしていきたい」と述べた。

宇留野社長は「今年は9月に大展示会を開催し、安全性の担保、地産地消商品、簡便性の提案と食べる楽しさなどの情報を提供した。今後も引き続き、社外には『安心・安全の確保』『高品質・差別化商品の提供』『情報の提供』を発信し、社内に向けては『人材育成』『コンプライアンス』『環境対応』『営業基盤の強化』などの課題に果敢に挑戦し皆様に信頼される良い会社創りを行う。信頼される企業創り、次世代を担う人材育成にまい進する」とあいさつした。

表彰式ではオカフーズ、日東ベスト、ニチレイフーズ、堂本食品の4社が表彰された。役員・幹部の紹介後、懇親会に移り、乾杯で日東ベストの阿部正一取締役営業副本部長は「高齢社会が進む中、食品業界で人材不足をどう解消するか、価値ある商品を適正価格にするために皆さんと共に考えていきたい」と述べた。中締めで、ニチレイフーズの横川正関東信越支社長は「魅力の低い茨城県と言われるが、誠実でコツコツやる県民性が強い。大事なことは、評価は自分ではなくお客さまにされるもので、ウルノ商事様には皆さんがついており、来年も頑張ろう」と締めくくった。閉会の辞は指宿久取締役管理部長が行った。

〈食品産業新聞2017年12月4日付より〉