コロナ禍でおせち需要増、松屋銀座が「世界の味を楽しめるおせち」「個食おせち」など展開、テーマは“人と人とがつながるおせち”

野村佃煮「ゆく年くる年」
松屋銀座は10月1日、「2021年 松屋のおせち」のインターネット予約を開始した。コロナ禍でおせち需要の増加が見込まれる今年は“人と人とがつながるおせち”をテーマに、「レストランのおせち」「世界の味が楽しめるおせち」「個食おせち」「全国配送に対応したおせち」などを展開する。9月1日には発表会を開催した。
「全国配送に対応したおせち」

「全国配送おせち」

 
〈コロナ禍でおせち需要が増加〉
新型コロナウイルスの影響から海外・国内旅行や帰省、外食の自粛など“巣ごもり”傾向の今年は、「おせち」需要が高まることが予想される。実際に同社が実施したアンケートでも「おせちを購入する」と回答した人は昨年から16%増加した。こうした状況を踏まえ、同社は前年比110%の売上を目指す。
 
今年の特徴は、「レストランの味を楽しめるおせち」、「世界の味が楽しめるおせち」、取り分けをする必要がない「個食おせち」、「全国配送に対応したおせち」などだ。
 
松屋銀座は10年ほど前から、レストランのシェフがつくるおせちに力を入れてきた。今年はコロナ禍で外食の自粛傾向が高まっていることから、同社バイヤーの小泉氏は「レストランの味が自宅で楽しめるおせちを積極的に推進することで、外食事業者へのエールにつながれば」と語る。
 
「世界の味が楽しめるおせち」として、家にいながら海外旅行気分が味わえるよう、フレンチ・イタリアン・中華のほか、今回初めてスパニッシュのレストランシェフが作ったおせちを導入する。
 
「個食おせち」は一人分が一段になっている取り分け不要のおせちだ。コロナ禍で注目度が高まっていることから、前年の1.5倍の型数を展開する。
 
また、「元旦を自宅で過ごす」と回答した人が73%(前年から約1割増)と、帰省を自粛して地方の両親へおせちを贈るギフト需要も見込まれることから、冷凍など全国配送に対応したおせちも同様に、前年の1.5倍の型数を展開する。
 
〈「2021年 松屋のおせち」販売概要〉
◆予約受付

▽インターネット
10月1日10時~12月25日17時
 
▽店頭
・銀座店
10月14日~11月4日 地下1階特設会場
11月5日~12月25日 8階特設会場
・浅草店
10月7日~12月25日 1階特設カウンター
 
▽電話注文
10月17日~12月25日
 
◆おせち点数(うち松屋限定16点)
▽カタログ
197点
 
▽インターネット
184点
 
◆「2021年 松屋のおせち」特設サイト
https://www.matsuya.com/ginza/events/2020/1001/osechi/