サークルK・サンクス・ampm“懐かしの看板商品”ファミマに復活、天使のチーズケーキ・びっくりのり弁・パリジャンサンドなど10品/ファミリーマート

「サークルK」店舗写真(現在は閉店)
ファミリーマートは8月31日から9月20日までの3週間、同社に吸収合併された「サークルK」「サンクス」「am/pm」と「ファミリーマート」の4つのコンビニエンスストア(CVS)チェーンの過去の人気商品・ロングセラー商品10品を、旧店舗ブランドのロゴを入れて、全国のファミリーマート約1万6,600店で復活販売する。

過去の人気商品はこれまでも順次復活販売されてきたが、いずれも「ファミリーマート」ブランドでの販売で、旧店舗ブランドを使うのは初めてで今回限り。また、4チェーンの復活商品が一堂に会するのも初。

ファミリーマートは今年9月1日に創立40周年を迎え、3月から「40のいいこと!?」と題した様々なキャンペーンを展開しており、その一環での取り組み。今回は創立記念日を挟み、様々な大型合併を繰り返して規模を拡大してきた同社の歴史を振り返る企画になる。

〈8月31日開始〉ファミマ「BT21」缶バッジ先着プレゼント、チョコラBB・キレートレモン・C1000ビタミンレモンなど2本購入で

ファミリーマート「懐かしの看板商品復活祭」登場メニュー

ファミリーマート「懐かしの看板商品復活祭」登場メニュー

 
旧am/pmジャパンは首都圏、近畿圏、九州に約1,000店を展開し、2010年3月にファミリーマートに吸収合併された。オフィス街など都心への集中展開で独自性を出し、女性のユーザーが多かったのも特徴だった。今回復活販売するのは、バゲットにボンレスハムとゴーダチーズ、レタスを挟んだ当時のCVSのサンドイッチとしては斬新だった「パリジャンサンド(ハム&チーズ)」(1995年発売、298円、以下税込価格)と、レアチーズケーキの上にフレッシュチーズムースを絞り、ラズベリーソースでアクセントを添えたデザート「フレッシュチーズめいっぱいJr」(2007年発売、320円)の2品。

「am/pm」店舗写真(現在は閉店)

「am/pm」店舗写真(現在は閉店)

 
旧サークルケイ・ジャパンと旧サンクスアンドアソシエイツは、2004年9月に経営統合してサークルKサンクスとなるが、店舗ブランドは「サークルK」「サンクス」の2ブランドのまま展開していた。旧サークルKサンクスは2016年9月にファミリーマートに吸収合併され、2018年11月までに「サークルK」「サンクス」約5,000店が「ファミリーマート」へのブランド転換を完了し、2つのコンビニブランドは消滅した。

「サンクス」店舗写真(現在は閉店)

「サンクス」店舗写真(現在は閉店)

 
旧サークルKサンクスから復活販売するのは、白身フライ、コロッケ、唐揚げ、ちくわの磯辺揚げ、ハンバーグを盛り込んだボリュームたっぷりの「びっくりのり弁」(2007年発売、530円)と、サークルKサンクスの人気スイーツ「天使シリーズ」から、窯炊きカスタードとチーズムースを合わせた「天使のチーズケーキ」(2010年発売、190円)の2品。
 
ファミリーマートからは、CVSの顧客層の大半が若い男性だった1987年に、ガッツリ系弁当として発売した「ビックリチキンカツ弁当」(450円)、発売当時に、テレビ番組で取り上げられて話題となった「Wクリームエクレア」(2008年発売、218円)、当時ブームだった「食べるラー油」をおにぎりにした「手巻具入りラー油」(2010年発売、128円)、「ファミチキ」初のプレーン以外のフレーバー商品「ファミチキ(甘辛味)」(2016年発売、198円)、メロンパンの人気商品「メロンペストリーバター」(2002年発売、140円)、豚肉を72時間熟成させてスモークを効かせた「プレミアムフランク」(2014年発売、190円)の6品。なお、ファミチキとフランクは数量限定のため、無くなり次第販売を終了する。
 
ファミリーマートによると、当時のレシピをできるだけ忠実に再現したが、一部当時とは違う原材料を使わざるを得なかった商品もあるという。発売当時のユーザーは現在30~50歳代になっており、「当時を知る人には懐かしんでほしい。『am/pm』を知らない若い層にとっては、逆に新鮮なイメージがあるかもしれない」(ファミリーマート担当者)という。
 
◆ファミリーマート公式サイト「懐かしの看板商品復活祭」情報ページ