雪印スキー部、長野五輪悲願の金メダル映画化

「ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜」ポスター
〈「ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜」6月18日公開決まる〉
雪印メグミルクのスキー部の1998年長野オリンピック金メダル獲得を、陰で支えた部員たちを描く映画「ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜」(東宝)が、6月18日公開される。当初は5月7日公開予定だったが、コロナ感染拡大で公開日が延期となっていた。

主人公はスキージャンパーの西方仁也。1994年リレハンメル五輪スキージャンプ団体戦で日本代表をけん引するも、エース・原田雅彦のジャンプ失敗で金メダルを逃し、長野五輪での雪辱を誓うも故障で代表落選。テストジャンパーとして日本代表選手たちを裏方として支えた。テストジャンパーとは、競技前にジャンプ台の状態を確かめ、選手が安全に飛べるようになるまで繰り返し飛ぶ裏方のこと。

映画では西方の金メダルへの強い思い、長野五輪本番では猛吹雪により競技が中断され、このまま終わればメダルを逃す危機の中、競技再開の運命を西方ら25人のテストジャンパーが託され、決死のテストジャンプに挑む姿が、史実に基づいてダイナミックに描かれている。あの日、日本中が歓喜に沸いたスキージャンプ団体戦、悲願の金メダル獲得を陰で支えた知られざる秘話。西方の役を俳優・田中圭、西方の妻役を女優・土屋太鳳が演じる。

映画の企画や撮影、用具提供などは雪印メグミルクがバックアップした。

◆「ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜」公式サイト

〈食品産業新聞 2021年6月3日付より〉