日清医療食品は栃木市千塚に、セントラルキッチン「ヘルスケアフードファクトリー関東(仮称)」を設置することを発表した。同社にとって、6つめのセントラルキッチンとして、クックチル商品「モバイルプラス」や、「モバイルプラスやわら御膳」など日産約10万食の製造を目指す。

2017年12月に操業した「ヘルスケアフードファクトリー亀岡」(京都府亀岡市)と同規模となる予定。西日本エリアを網羅する亀岡工場に対して、東日本エリアに対応するセントラルキッチンとしては、日産1万4千食を製造する「ヘルスケアフードサービスセンター岩槻」(埼玉県さいたま市)のみだったため、新工場建設を計画した。

所在地は栃木県栃木市の千塚産業団地内。土地選定理由を同社は、「東北自動車道と北関東自動車道の接続が行われる場所である栃木インターから約2.5km の位置にあり、全国主要都市へのアクセスが容易であることや、これまで栃木県は自然災害の影響が少ない県であること、栃木県内の産業、人口など包括的に考え、判断した」と話す。

敷地面積は24,123.13平方メートル。建物面積は18,000平方メートル(2階建て)。亀岡工場と同様、大量多品種の自動化を実施する予定だ。

栃木市の協力のもと3月26日に行われた土地売買契約締結式で、菅井社長は「労働人口減少で経営状況が厳しい中、事業を継続するには、セントラルキッチン方式による食事提供のビジネスモデルの拡大が必要」と強調。「この工場が東日本エリアを管轄する重要な拠点となることは間違いない。竣工を予定している2022年は当社の50周年となり、今後、ヘルスケアフードファクトリー関東(仮称)は当社の歴史に大きく名を残すことになる」と意義を語った。

工事開始予定日は2021年1月、操業開始予定日は2022年5月。見込投資金額は約140億円。約300名の社員採用を計画している。

〈冷食日報2020年3月27日付〉