ミスタードーナツ、「ミスドゴハン」始動 全時間帯で軽食向けを販売

「利用動機の幅を広げたい」と山村社長(右)
ダスキンが運営する「ミスタードーナツ」は17日、幅広い時間帯で利用できる軽食向け商品11品の販売を開始した。『ミスドゴハン』をキーワードに、パイやトーストを全時間帯で販売するもので、既存のドーナツと合わせて導入することで、食事目的での利用を促す。

〈パイやトーストなど11品〉

山村輝治社長は、「軽食向け商品を充実させることで、朝食やブランチ、ランチタイムなど利用動機の幅を広げたい」と語る。来年2月頃からスタートする第2弾では、600店舗限定でピエトロがプロデュースするパスタも投入し、「食事もできるミスド」に本格的に舵を切る。

15日に都内で開いた新商品戦略発表会で発表した。今回導入する11品は、具材感のあるフィリングをパイで包み、オーブンで焼き上げた「ホット・セイボリーパイ」4品(税込み216円)のほか、「ホット・スイーツパイ」2品(同)、「トッピング・ホットトースト」2品(税込み270円)、「セイボリーサンド・ドーナツ」3品(同172円)。発売に合わせ、専用の新型オーブンも導入し、店内飲食の場合は、再焼成し、外はサクサク、中は熱々の状態で提供する。また午前11時までドリンクとのセット「朝のミスドゴハンセット」(税込み320円~)も投入し、朝食需要の獲得を目指す。新商品の投入に伴う既存商品の終売はない。

第2弾のパスタは現在、60店舗でテスト展開しており、好調に推移していることから商業施設などを除いた600店舗に導入する。またピザ釜の設置が可能な200店舗限定で、「ナポリの窯」とコラボしたピザも販売する。

〈食品産業新聞2017年11月23日付より〉