〈使用開始は9月10日から〉
ガスト・はなまるうどん・吉野家の店舗で販売中の「3社合同定期券」(税込み300円)が、好調な売れ行きを見せている。8月27日に発売した同定期券は、各店舗で会計時に提示すると、料金の割引や一部商品が無料になる定額サービス券。使用開始日は9月10日だが、予想を上回って売れ行きは好調に推移しており、企業の垣根を越えた外食初のお得なサービスが、早くも消費者を引き付けている。

〈はなまる&吉野家の「はしご定期券」にガストが加わりお得感アップ〉
ガストを運営するすかいらーくレストランツ、はなまるうどんを運営するはなまる、吉野家の3社が企画提携を結んだことで実現した「3社合同定期券」。06年に単独で定期券の導入を始めたはなまるは昨秋、グループ会社の吉野家でも使用できる「はしご定期券」を発売した。相互相客につながり好調に推移したことから吉野家ホールディングスグループの枠を超え、外食業界初となる選択肢が広がる「3社合同定期券」の発売に至ったという。

吉野家ホールディングスの河村泰貴社長は、すかいらーくレストランツとの企画提携について次のように語った。「これからの外食業界が目指すべき立ち位置は、競争ではなく共創。企業の垣根を越えて合同で使える定期券を発売し、外食全体の活性化につなげていきたい」。ガストの参画で、定期券の提示率は5%アップの25%を狙う。

一方、すかいらーくレストランツの崎田晴義社長は、定期券参画への狙いについて、「当社が持つビッグデータだけでは見えないものがある。どのようなお客様がどのような時間帯で利用いただいているのか、定期券に参画することで検証したい」と話した。

定期券は1枚の購入により3社の店舗で利用できる。会計時に提示すると、ガストでは1回の会計につき100円引きに、はなまるうどんではうどん1杯ごとに好みの天ぷらが1品無料に、吉野家は好みの食事が1食あたり80円引きになる。1日で3店舗まわれば元が取れる、圧倒的なお得感がその魅力だ。定期券はなくなり次第、販売終了で、利用期間は10月21日まで。
左から吉野家・川村社長、すかいらーくレストランツ・崎田社長、はなまる・門脇社長

左から吉野家・河村社長、すかいらーくレストランツ・崎田社長、はなまる・門脇社長

定期券の売れ行きは、3社とも好調だ。はなまるでは、吉野家との共通定期券として発売した春の導入時と比較して、10%増(8月27日から9月3日までの累計)の売れ行きとなっているという。ガストの参画が好調の要因で、定期券の積極的な利用により客数増にもつなげたい考えだ。