UCCホールディングスは、ロボットカフェの開発を手掛けるQBIT Robotics社と小規模カフェパッケージ「&robot cafe system」を共同し、実現した。同パッケージは、6月26日から販売代理店であるUCCグループのラッキーコーヒーマシン社が受注を開始した。

昨今の飲食や接客を扱うサービス業では、深刻な人手不足や労務管理の問題を抱えている。UCCは昨年10月にロボットカフェの開発を手掛けるQBITに出資及び事業提携契約を締結し、これまでUCCが蓄積してきたコーヒーや店舗運営に関するノウハウを投入し、サービスするロボット開発・運用支援を行ってきた。そして、人手不足の先進的な解決策として、今回の小規模カフェパッケージを実現した。
ロボットアームでドリンク提供やドリッパーの洗浄などを行う

ロボットアームでドリンク提供やドリッパーの洗浄などを行う

UCCホールディングス事業開発部の太田朝之部長は、「今回の新しいカフェパッケージは、特にサービス業が抱える人手不足、労務管理などの解決策になる。ロボットカフェを外食関係などのサービス業の分野へ提案していきたい」とした。
 
「&robot cafe system」は、アームロボット、カフェマシン、サービスカウンターがあらかじめセットアップされたKIOSKタイプのパッケージ。1.8坪のスペースがあれば、手軽に素早く店舗を開店できるという。
 
また、最先端のAIテクノロジーで、カメラとの併用によって来店者の性別や年齢、人の表情から感情を推定し、立ち位置の情報と合わせてロボットの動作や発話内容に変化を持たせた接客や集客を行えることが特徴だ。待ち時間には楽しくするダンスを踊るなど、利用者がワクワクするような時間を提供する。価格は1950万円(税別、最大構成時の初期費用)。UCCは、3年間で300台の販売目標を設定した。
 
販売開始にあたり、6月26日~7月25日までの期間限定で、UCCグループの旗艦店である「上島珈琲店 No.11」(東京都港区新橋6-11-11Daiwa御成門ビル1F)店内に設置し、実際に同システムの価値を体験できる場を提供する。
 
QBITの中野浩也社長は、「電子マネーで決済すれば信号がロボットに伝わり、カップをつかんで自動的にドリンクを作り始める。ドリップコーヒーを作る機能もあり、2台のドリッパーを同時に操れる。その際、AIを搭載しているので、人の状況を確認しながらその場に合った発話と動作を行える」と紹介した。

「&robot cafe system」について説明するQBIT・中野社長(右)

「&robot cafe system」について説明するQBIT・中野社長(右)