スターバックスコーヒー「モバイルオーダー&ペイ」都内56店舗で開始、専用アプリから事前注文決済が可能に

事前に注文・決済を完了し、店舗でドリンクを受け取る
スターバックスコーヒー ジャパンは去る6月26日、東京都内の56店舗で、スターバックスのアプリを通じて注文、決済までを事前に完了し、店舗で商品を受け取る「Mobile Order & Pay」(モバイルオーダー&ペイ)の導入を開始した。同店のロイヤルティプログラム「スターバックス リワード」参加者のみの限定サービスで2020年内の全国展開を目指す。

大手町・丸の内エリアを含むオフィス街をはじめとした、都内56店舗でスタートした「モバイルオーダー&ペイ」は、注文のためにレジの列で待つことがないため、待ち時間の緩和や時間の有効活用につながる事前注文決済サービス。利用客がアプリを通じて、店舗に着く前に、注文と決済を完了することで、好きなドリンクをスムーズに受け取ることができ、店舗外でもスターバックス体験を楽しめる、新しい“TO GOスタイル”を提案する。

「モバイルオーダー&ペイ」の日本市場への導入は、アメリカや韓国、カナダ、香港、イギリス、中国などに続き、革新的な小売体験を提供するスターバックスのコミットメントを強化するためのもの。店舗で体験してもらうのと同じように、アプリを通じてもドリンクのサイズやエスプレッソのショット数、ミルクの変更など自分好みにカスタマイズが可能で、新たなスターバックスの楽しみ方を発見できる機会も提供する。

導入に際し開いた発表会でスターバックスコーヒー ジャパンチーフマーケティングオフィサー(CMO)の森井久恵氏は、「日本でもライフスタイルの多様化により、スターバックスの利用方法やお客様のニーズの変化が大きくなってきていると感じている。店舗内外を問わず、日常の様々なシーンで、お客様とスターバックスのつながりを大切に、高品質なコーヒーとともに、豊かで潤いのある時間を過ごしていただきたいと考えている。これからもデジタルなどのテクノロジーを積極的に活用し、利便性を向上しながら、お客様の期待を超える革新的で、ぬくもりのあるスターバックス体験を提供していく」と話した。「モバイルオーダー&ペイ」の導入は、「Uber Eats」を通じたスターバックス デリバーズの取り組みやLINEとの戦略提携などに続く、日本におけるデジタル戦略のペースを、さらに加速させていくものだという。

「モバイルオーダー&ペイ」対象商品は、ドリップ コーヒー、コールドブリュー コーヒー、カフェ ミスト、スターバックス ラテ、カフェ アメリカーノ、キャラメル マキアート、ティーやフラペチーノなど現状、ドリンクのみ。ミルクの変更(低脂肪タイプ、無脂肪乳、調整豆乳、ブレべ)、ディカフェエスプレッソ変更、エスプレッソショット追加、ホイップクリーム追加、シロップ追加などのカスタマイズが可能だ。

オーダー手順は、
〈1〉スターバックスの公式アプリを開き、ホーム画面で、「オーダーする」をタップ
〈2〉店舗、商品、カスタマイズを選択
〈3〉オーダーを確定し、登録済みのスターバックスカードで決済
〈4〉受取番号を取得
〈5〉店舗でドリンクを受け取る
――となっている。

専用アプリで注文・決済

専用アプリで注文・決済