くら寿司、コロナ禍で販路減少の養殖マダイ200トン購入、新商品として提供へ

養殖マダイの生けす水揚げ(愛媛県内)
回転寿司チェーン「無添くら寿司」を運営するくら寿司株式会社は6月23日から、コロナ禍で販路減少により苦境に立たされる漁業者に協力するため、愛媛県の養殖業者5社から養殖マダイ計200トンを仕入れる取り組みを開始した。

くら寿司は、これまで「みかんぶり」や「みかんサーモン」などのフルーティーフィッシュを愛媛県の養殖業者から仕入れてきた。新型コロナウイルス感染症による外出自粛・営業自粛で、多くの漁業者が販路の減少により出荷できず、頭を悩まされている。養殖魚を維持するためのエサ代などランニングコストが経営を圧迫しているほか、出荷が滞ることで生けすが空かないため新たな稚魚が入れられず、次に出荷する魚が養殖できないなどの問題も抱えている。

このような中“少しでもお役に立てることはないか”と考え、マダイのメニューを新たに開発することで、買い増しできないか考えたという。現状でも、従来の取引としてマダイを仕入れているため、今回開発する新商品は、保管や品質の管理がしやすい冷凍を活用する。くら寿司の技術を駆使したマダイの新メニューは、10月頃をめどに販売を予定している。

くら寿司は「日本漁業の一助となり、漁業者様との共存共栄を目指し、共にこの困難に立ち向かってまいりたいと考えています」としている。