味の素は7日、本社で西井孝明社長らが記者会見し18年3月期第2四半期決算および3月期業績予想と今後の展望などを説明した。連結売上高は前期比4.7%増5,467億7,000万円、事業利益は5.0%増483億9,500万円と増収増益。また、税引前四半期利益は13.3%増498億6,600万円、四半期利益13.6%増326億6,800万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益15.8%増312億9,600万円。なお、「事業利益」は「売上高」から「売上原価」「販売費」「研究開発費」及び「一般管理費」を控除し、「持分法による損益」を加えたものであり、「その他の営業収益」「その他の営業費用」を含まない段階利益。

海外事業などが円安でプラス影響、為替差を除くと売上げは1%増、事業利益は微増だった。事業別の売上高、事業利益は別表。日本食品事業は子会社売却の影響もあって売上げは微減ながら事業利益は6.5%増と好調だった。調味料・加工食品の売上は899億円。スープや中華合わせ調味料が増収だったが、子会社(ギャバン)売却の影響が約30億円(前期第1四半期計上分)あり、29億円減収した。冷凍食品の売上げは昨報のように509億円。家庭用の「ザ★チャーハン」がプラス、さらに新製品の「ザ★シュウマイ」も好調で、業務用は横ばいながら22億円の増収。コーヒー類の売上は市場縮小と競争激化の影響で34億円減の438億円。事業利益は増収効果により好調に推移した。

海外食品の売上高は2,218億円で9.4%増。為替差を除いても3%増となった。西井社長は「主力のタイがコーヒー類の競争激化と9月の物品税導入で伸び悩んだのが要因。アメリカの冷食も上期は伸び悩んだ」。海外食品についてはこの2つについてテコ入れを行う。「タイについては品質訴求の考えから11月に缶コーヒーの値上げとミルクティーの新製品で巻きかえす。アメリカの冷食も、大手量販への配荷が進み下期は期待できる」と述べた。

通期見込みは売上高8.8%増1兆1,870億円、事業利益は5.3%増1,020億円、親会社の所有者に帰属する当期利益7.4%増570億円。うち日本食品は売上高3.4%増4,037億円、事業利益2.4%増418億円。海外食品は売上高11.9%増4,801億円、事業利益9.1%増455億円。

〈冷食日報2017年11月9日付より〉