〈円安傾向で平均単価3.3%高、中国産も過去最高43.4万t〉
財務省が30日発表した2017年1~12月の冷凍野菜輸入量は前年比7.0%増の101万0,514tとなった。3年連続で前年を上回るとともに、12年の95万t超を上回り、過去最高を更新するとともに、初めて100万tを超えた。さらに、金額ベースでは10.5%増1,876億7,819万円と2ケタ増となった。1kg 当たりの平均単価も185.7円と、前年より3.3%上昇。昨年より円安傾向が続いたことも影響した。輸入凍菜の4割以上を占める中国産は7.0%増43.4万tと2年連続増となり、2年連続で過去最高を更新した。

最大品目のポテトは前年比7.9%増となる37万7,754tと伸長、3年連続のプラスとなった。トップシェアの米国産が6.1%増27.6万tと堅調。カナダは15.2%減と減らしたが、存在感を増す欧州はベルギー20.9%増、オランダ8.8%増と引き続き伸長。中国も39.1%増と大きく増え、カナダを抜いて数量シェア4位となった。1kg 当たりの平均単価は138.5円と5.0%上昇した。

枝豆は1.4%増の7万5,714t。トップシェアの台湾産が3.9%増と堅調で2年ぶり増となった一方、2位のタイ産は4.7%減とマイナス。3位中国産は1.1%増と2年連続増で、タイに迫ってきている。1kg 当たりの平均単価は3.5%高の231.6円と上昇した。

ブロッコリーは6.6%増と引き続き伸長。トップシェアの中国が5.6%増と堅調、2位のエクアドルも9.9%増と1割近い伸びでけん引した。平均単価は4.7%高の208.6円と上昇した。

コーンは8.3%増と高水準の伸び。トップシェアの米国が5.5%増、次ぐタイが3.0%増と堅調、3位のニュージーランドが14.4%増と2ケタ増だったほか、4位中国が67.6%増と大きく伸びた。

ほうれん草も7.1%増と引き続き伸長。トップシェアの中国が7.4%増と伸長したが、それに次ぐ台湾は7.7%減と振るわなかった。ほか、ベトナム3.2%増、イタリア21.4%増と数量を伸ばした。

混合野菜は5.9%増と2年連続のプラス。トップシェアの中国が4.3%増、それに次ぐアメリカが3.8%増と2年連続プラスで堅調だった。ベルギーも13.8%増と2ケタ伸びた。

さといもは5.6%減と、主要品目としては唯一のマイナス。大多数を占める中国産が5.5%減となった。

インゲンは2.9%増と、4年ぶりプラスだった前年に続き2年連続でプラス。トップシェアの中国は2.9%減と軟調だったが、2位のタイが6.9%増と堅調でけん引した。

これら以外の品目では、カンショが46.7%増と大きく増加したのが目を引く。

品目別の平均単価は、主要品目すべてで下落した前年から一転、2.6%下落したタケノコを除く全てで上昇。中でもカンショは9.7%高と1割近く上昇した。

中国産は合計で7.0%増となったが、輸入凍菜全体とほぼ同じ伸長率だったため、シェアは42.9%と前年並だった。

〈冷食日報 2018年1月31日付より〉