日本製粉は、18年秋冬家庭用冷凍食品として新商品18品、リニューアル品8品、計26品を全国で発売する。8月20日から出荷の開始を予定している。26品の初年度販売目標は25億円とした。

藤井勝彦取締役執行役員食品営業部門部門長らが出席し30日、東京・麹町の同社本社で新商品発表会を開催した。
日本製粉 藤井勝彦取締役執行役員食品営業部門部門長

日本製粉 藤井勝彦取締役執行役員食品営業部門部門長

発表会に先立ち、藤井部門長は次のようにあいさつをした。

「食品の業界では、スーパーマーケットの停滞や、コンビニエンスストアの伸びが鈍化、ドラッグストアの台頭、無店舗販売の拡大など消費者が選択する購買活動の場が多様化している。消費者の購買行動はお金も手間も時間もかけたくない買物と、自分のこだわりに合うものを吟味し高額であることを厭わないという2極化が顕著になっている。商品戦略でもそのような市場変化と消費者心理を察知することで本質的なニーズを掴み、消費者に満足していただけるような価値と価格の両面を兼ね備えた商品開発が重要であると感じでいる」。

市場環境は少子高齢化や単身世帯の増加、女性の社会進出など社会構造やライフスタイルの変化が更に進み、食に対するニーズも一段と多様化している。グロサリーも含めた18秋冬の商品開発テーマも「機能」「時短・簡便」「個食」といった3つのキーワードに着目した。

「機能」では、消費者が強く意識している健康志向に訴求するために、アマニ油入りドレッシングのラインアップ強化のため新商品を発売する。冷凍パスタNo.1ブランド「オーマイプレミアムパスタ」シリーズからは「彩々野菜 トマトペペロンチーノ」「彩々野菜 海老クリームリングイネ」(いずれも260g)。「よくばり御膳」シリーズからは「五目ご飯と鶏と野菜の黒酢あん」(300g)を野菜を訴求した商品として追加投入をする。「お弁当パスタ」シリーズからは“国産野菜"をキーワードとした新商品「国産野菜のバターソテー」(4個入り、114g)を発売し野菜へのこだわりを明確に打ち出した商品の強化をする。

「時短・簡便」では、茹で時間80秒で調理できるという簡便性を実現しグロサリーから2品を発売する。

「個食」では、1食完結型の「いまどきごはん」シリーズからレンジ調理品の「ひとり鍋」を新規展開。締めのうどん入りの「牛すき鍋」(320g)「豚チゲ鍋」(330g)を発売する。「ごはんのおかず」シリーズからはご飯のおかず・つまみとしても相性の良いトレンドメニューの「五種野菜のチーズタッカルビ」(140g)を発売する。また、昨年発売し高評価されている国産プレミアムパスタ「REGALO」からパスタ2品、ソース2品の合計4品を発売し、ブランド強化をする。

「ひとり鍋」の野菜量はいずれも80gとした。消費者アンケート調査結果▽野菜が少ない▽量が少ない――などを参考にした。インターネット調査(マイボイスコム)より鍋つゆ動向が16~17年の間に8%増、ひとり鍋喫食頻度が14~18年の間に27%増となったことを示し“ひとり鍋"に市場性を見出した。

「今回の新商品と既存品をあわせて消費者にご愛顧いただけるようなキャンペーンや販促策を展開する予定。今後も当社の開発力と技術力の更なる向上に努め、常に生活者の視点に立った商品づくりを全力で進めていく」。

〈冷食今季開発施策 オーマイシリーズ・トレー入り商品拡充、野菜商品強化し投入〉
永野篤開発本部商品開発部企画開発グループ主査は冷凍食品の秋季開発施策として〈1〉オーマイ冷凍パスタシリーズの拡充〈2〉トレー入り商品の拡充〈3〉野菜を摂れる商品の強化――を挙げた。

〈1〉では既存ユーザーへ向けた人気シリーズの強化、〈2〉では「時短・簡便」「個食」に対応する商品の提案とトレー入りを活かしたメニューとセット物のメニュー拡充、〈3〉では野菜量の担保と国産野菜を訴求した商品を投入していく。

〈冷食日報 2018年7月31日付より〉