日本製粉の17年度(4~3月)冷凍食品事業は業務・家庭用をあわせ1桁増となっている。第1四半期はパスタ市場の伸びよりも好調。「オーマイプレミアム」、大盛りタイプの「オーマイBig」が好調。「オーマイプレミアム彩々野菜」シリーズの伸びが顕著。消費者の健康意識の高まりとマッチしたとみている。同社が訴求するトレー入りの簡便性、また盛付けの綺麗さ、具材の美味しさ・多さをより際立たせるシリーズ。

チャレンジカテゴリーである個食米飯は2桁増と好調な動きを見せ拡販が進んだ。CVSや駅前立地店への配荷は確実に増えている。17年秋発売の「オーマイ いまどきごはん 5種野菜のカルビクッパ」発売以降、急速に消費者へ認知が進んだとみている。18年春発売の和風ワンプレート「オーマイよくばり御膳」シリーズも好調。今春の商品では高価格帯の「オーマイ具の衝撃」シリーズが配荷・回転もよく好評。消費者へのコンセプトをわかりやすくし、パッケージを開けた瞬間に驚くほど具を多くした。

「TOKYO PASTA」シリーズは、17年に4品をテスト販売し18年6月に3品に絞り通年販売。調理にひと手間加える「ReadyTo Cook」というコンセプトで夕食シーンでの食卓需要を取り込む。期中販売のため、引き続き育成し秋からの動きに注目していくという。

業務用の売上は横ばいから微増。狭い調理場でも対応できるレンジ調理のパスタなどを展開。今後はパスタ以外も拡販していく。18年秋冬は引き続きトレー入りで簡便性を訴求、付加価値をつけた商品やチャレンジ商品も展開する方針。原料価格の高騰も見られるが、価格に見合った商品を今後も提供していく。

〈冷食に無限の可能性、喫食頻度上げる=宮田精久冷凍食品部長〉
6月28日付で日本製粉の理事食品営業部門加工食品部長から理事食品営業部門冷凍食品部長に就任した宮田精久氏。12年振りに冷凍食品分野へ復帰となる。入社3年目頃の1986年から同社子会社の日本リッチで業務用に携わっていた。2001年~2006年までは市販用を担当しており、「オーマイプレミアム」シリーズの立ち上げに関わった。当時、同社の市販冷食は認知度が低く、上市から1~2年は苦戦したという。4年目頃から軌道に乗り、今では同社の主力シリーズとなっている。
日本製粉 宮田精久冷凍食品部長

日本製粉 宮田精久冷凍食品部長

宮田冷凍食品部長は今後の方針として「簡便性や時短などは引き続き訴求していくが、感動なども付加していきたい。冷凍食品はそれ自体がメニュー提案。冷凍食品の無限の可能性を探り喫食頻度を上げていきたい」と述べている。販売チャネルや商品など基本の4P(Product:製品、Price:価格、Place:流通、Promotion:販売促進)を基に進めるとした。

〈冷食日報 2018年8月21日付より〉