味の素冷凍食品が昨年9月7日に東京・赤坂にオープンしたレストラン「GYOZA IT.」が開店1周年を迎えた。日本式の餃子を世界に発信する場として開業した同店、外国人客数も順調に伸ばしているという。この1年の客数は3万6,000人そのうち13%に当たる4,700人が外国人だった。直近の8月には3割弱にまで外国人比率が伸びているという。餃子は29万4,564個を売り上げた。同店は2022年まで営業する。

同店は〈1〉「味を伝える」〈2〉「世界の食生活との橋渡し」〈3〉「日本の餃子文化を伝える」――の3つをミッションとしている。鉄板で焼くスタイル自体も新しい提案だがこの間、新しい食べ方としてバラエティに富んだつけだれの提供や葉野菜で巻く食べ方、国産ロゼワインとの食べ合わせなどを提案してきた。ランチのテコ入れにはサラダビュッフェを導入。山梨県北杜市と提携して産直野菜を調達した。今後は持ち帰りのオリジナル冷凍餃子の販売も開始する予定だ。

5日には同店で「GYOZA IT.ファンクラブ1周年感謝祭」を開いた。

〈吉峯英虎社長の挨拶〉 
この場所は日本で進化した餃子の圧倒的なおいしさを世界に向けて発信する器だ。その器にのるものとして3つの方向性がある。1つは世界に「味を伝える」こと、2つ目は「世界の食生活との橋渡し」、3つ目は(「日本の餃子文化とを伝える」ことで)餃子の価値を高めること。

世界に味を伝えるという意味では、来店客の外国人比率は平均13%、直近で20%を超えてきた。いろいろな餃子も提供している。パクチー餃子、ナス餃子、ダック餃子などだ。ダック餃子はイギリスで、パクチー餃子はタイで開発したものを持ち込んだ。世界の食生活との橋渡しという意味では、鉄板ひとつで餃子レストランが開けるという店のコンセプトを色々な方に理解してもらえたかと思う。どんな国の方が来店してもおもてなしできる態勢として、これまで36の国・地域の方に来てもらったが、およそ8カ国語対応の態勢になっている。間もなく10カ国語対応となるようだ。

文化を伝えるという点はこれからのテーマだ。世界の“包む"食文化を深めていきたい。もう一つはオールジャパンの餃子発信基地として、ここで“餃子サミット”を開く。

〈冷食日報 2018年9月7日付より〉