味の素冷凍食品の看板商品「ギョーザ」は2018年秋に大幅改良に伴う価格改定を行った。POSデータ(KSP‐POS)によると、リニューアル前後のそれぞれ6カ月の平均売価はおよそ4.5%上昇した。12月以降に価格の下落が見られるものの、適正価格の実現には前進が見られるといえる。

一方、イートアンドも昨秋、「大阪王将 羽根つき餃子」を刷新した。こちらもリニューアル前後で3.3%平均売価が上昇した。ただし年明けからはやはり売価はやや下落傾向となっている
冷凍餃子 リニューアル後の価格推移

味の素冷凍食品のギョーザはリニューアル前の18年2月~7月の平均価格が191.7円、リニューアル後の18年9月~19年2月は200.3円だった(※切り替え時期である8月は除いて算出した。冒頭の売価上昇率はこの数値を比較したもの)。
 
ただしリニューアル直後は202円台で推移したものの、12月以降は200円を割り込む水準となっている。直近2月の平均価格をリニューアル前6カ月の平均と比較すると上昇率は2.7%となる。
 
イートアンドの羽根つき餃子は同様にリニューアル前の18年2月~7月の平均価格が187.8円、リニューアル後の18年9月~19年2月は193.9円だった。12月までは195円近辺を推移したが、直近では190円台まで落ちている。直近2月とリニューアル前6カ月の平均価格を比較すると上昇率は1.4%となる。
 
2018年度下期におけるスーパー・生協の市販冷食販売状況は、苦戦気味だったチェーンが多く、市場に踊り場感が見られた。近年、炒飯を中心とした米飯や、から揚げなど食卓品で注目商品が登場し、市場をけん引していたが、それが一服した影響があると見られる。
 
冷凍餃子において、売価の維持はこの春、正念場を迎えている。
 
〈冷食日報 2019年4月1日付〉