去る6月12~13日に行われた三井食品の展示会「三井食品フードショー2019」では、外食産業やホテルなどに向けた冷凍野菜の提案も多く見られた。慢性的な人手不足の続く業界での課題解決に貢献できる商品として訴求する。

カゴメではグリル済みで味付きの冷凍野菜シリーズを紹介した。グリル野菜は見た目にも良いことから「堅調な引き合いがある」(同社担当者)という。商品は「ごろごろ野菜のハーブ仕立て」や「ハーブ&ガーリック」などをそろえている。解凍方法は、強火のフライパンで反冷凍状態の商品を一気に解凍するか、オーブンで水分を飛ばすようなイメージで行う。

日本製粉は国産野菜を使った「NPベジペースト」を展示した。収穫した野菜を冷凍せず、生の状態で前処理してペーストにしている。加熱せずに混ぜるだけのメニューにも活用できる。「手間を大きく減らせるため、着実に支持を得ている」と担当者は話す。

ケンコーマヨネーズは北海道産の冷凍ポテト商品などを紹介した。1kg 分のゆでジャガイモを作るのに、約40分の作業時間がかかる。この商品群は長期保存にも最適で、手間を減らすこともできるため、慢性的な人手不足に悩む企業にとっても役立てられる。また、調理時に発生する廃棄物も減らせる。

ライフフーズは、カリフラワーを米粒大にカットして白米の代わりに利用できる「カリフラ」などを提案した。チャーハンで使用する際に白米と一緒にすることでカリフラワーの味の違和感を薄れさせることもできる。白米と比べてカロリーは約6分の1、糖質は16分の1となっているため、ダイエットに最適だ。

〈冷食日報 2019年6月27日付〉