カルビーが家庭用冷凍フライドポテト市場に参入、北海道産じゃがいも100%の3品発売

カルビーポテト「北海道フライドポテト」シリーズ
カルビーのグループ会社カルビーポテト(本社=北海道帯広市、中村一浩社長)は8月26日から順次、北海道産のジャガイモを使用した、家庭用の冷凍フライドポテトシリーズを全国発売する。これまで業務用の冷凍ポテトは手掛けていたが、家庭用市場にも参入する。

新商品は「北海道フライドポテト」シリーズとして次の3品を発売する。いずれも生産工場はモリタン(本社=北海道紋別市)の栗沢食品工場(北海道岩見沢市)。

▽「ポテトスティック」(240g)はカリカリ食感のシューストリングカットタイプ。油と相性のよい「北海こがね」を使用し、素材本来のおいしさを楽しめる、こだわりのフライドポテト。

▽「ポテチカット」(300g)はほくほくの贅沢食感が楽しめるウェーブカットタイプ。好みのフレーバーでポテトチップス風に、またソースをディップしたりといろいろな楽しみ方ができる。菓子のポテトチップスによく使われる品種「トヨシロ」を使用している。

以上2品は8月26日発売、オープン価格だが税込220円前後を想定する。

▽「ポテグラン」(300g)はランダムカットタイプで、甘みを引き出すよう貯蔵管理したジャガイモを、独自配合による塩味のついた衣で仕上げた。まわりはサクサク、中はホクホクしっとり――素材の魅力を楽しめるごちそうポテト。9月30日発売、オープン価格だが税込380円前後を想定する。

〈業務用は2018年3月から手掛けていた〉
開発経緯についてカルビーは「輸入商品が大半を占める冷凍フライドポテト市場に、じゃがいものプロフェッショナル集団であるカルビーポテトから北海道産のじゃがいもを使った新製品を発売することで、新たなユーザーの獲得や売り場の活性化とともに市場の拡大を狙う」としている。

カルビーポテトでは2018年3月から業務用に冷凍フライドポテトを販売していた。それが今回の家庭用の展開につながった形だ。なお、業務用製品の生産もモリタンに委託している。

〈冷食日報 2019年8月23日付〉