財務省が8月29日発表した2019年7月の輸入通関実績によると、冷凍野菜輸入量は前年比11.0%増の10万3,492t。今年4月以来の10万t超えとなった。ポテトが2桁増と牽引したほか、さといもの大幅増が影響した。金額ベースでは7.9%増、平均キロ単価は円高傾向も影響し、前年より2.8%安の182.1円となった。中国産は数量ベースで合計4万4,492t(前年比11.3%増)と、今年の4月を上回る水準となった。中国産の平均単価は前年比2.7%安い192.2円となった。

品目別でみると、ポテトは前年比15.1%増で3万8,727t。トップシェアの米国が17.4%増と前年1割増の反動影響もあるが、大幅に伸長した。欧州勢はオランダが3.8%増と4カ月ぶりのプラスに、ベルギーが前年4割減の反動もあるが32.4%増と3カ月ぶりにプラスに転じた。中国も4割増と2カ月連続で前年を上回ったが、カナダは31.9%減と2カ月連続で大幅に前年を下回った。平均キロ単価は前年より1.7%安い137.0円。

枝豆は2.5%減と3カ月連続のマイナス。トップシェアの台湾は2.0%増とプラスに転じ、タイも前年4割弱減少した反動で17.7%増と2カ月連続で前年を上回ったが、中国は2割減と再びマイナスに転じた。キロ単価は前年より1.0%安の228.0円。

ブロッコリーは3.7%増と再び前年比プラスに転じた。トップシェアの中国が1.0%増で3カ月連続のプラス。エクアドルは前月2桁減となったが、当月は6.7%増と再びプラスに転じた。グアテマラも前月2割減から当月は10.6%増とプラスに転じた。平均単価は1.5%安の206.3円。

ほうれん草は2.5%増と2桁増だった前年を上回った。トップシェアの中国は1.8%増にとどまったが、イタリアが4.3倍増の143tと寄与した。台湾は半減、ベトナムも前年大幅増の反動もあり8割弱の減少となった。平均単価は1.1%高の158.6円。

コーンは3.3%増と3カ月ぶりのプラス。米国が12.7%増と伸長したためだ。タイは0.3%減とほぼ横ばい、中国とニュージーランドはそれぞれ25.3%減、24.6%減と落ち込んだ。

インゲンは4.3%増と4カ月ぶりのプラス。中国が7.0%増と伸長した。タイは7.5%減と低調だが、ベルギーは2.7倍増となった。インドは34.8%減と前年4.5倍増から伸び悩んだ。エンドウは18.4%増と前年2桁減の反動もあり大幅に伸長した。中国が23.7%増と牽引、NZも22.1%と貢献した。

さといもは52.2%増と伸長した。3,500tは例年10~12月の需要期の水準だ。

〈冷食日報 2019年8月30日付〉