2019年の冷凍野菜輸入量、3年連続で過去最高更新、3.6%増の109万t

2019年の冷凍野菜輸入量が3年連続で過去最高を更新(画像はイメージ)
〈ポテト過去最高更新・ブロッコリー堅調、中国は4年連続過去最高の48万t〉
財務省が1月30日に発表した2019年1~12月の冷凍野菜輸入量は、前年比3.6%増の109万1,310tとなった。

5年連続で前年を上回るとともに、3年連続で過去最高を更新。金額ベースでは3.0%増の2,014億8,073万円、1kg当たりの平均単価は184.6円で前年比0.6%減となった。最大の輸入相手国である中国からの輸入量は4.0%増48万3,646tと4年連続の増加で、4年連続過去最高を更新した。

最大品目のポテトは前年比3.6%増となる39万5,460tと、5年連続で前年を上回り、過去最高だった2012年の38.5万tを上回った。トップシェアの米国産が7.1%増の28.9万tと伸長。2012年以来の30万t復帰も見えてきた。欧州はベルギーが2.7%減と2年連続の減少、大幅増が続いていたオランダも15.0%減とマイナスに転じ、数量シェアはベルギーに逆転され3位に落ちた。中国も6.4%減と2年連続マイナス。一方カナダは2.3%増と2年連続プラスとなった。1kg 当たり平均単価は140.9円と1.5%上昇した。

枝豆は1.6%増の7万7,569t。トップシェアの台湾が3.3%増と2年ぶりにプラスに転じた。中国が2.7%減と4年ぶりに減少したのに対し、タイは6.7%増となり中国を上回った。インドネシアは2割弱の減少と落ち込んだのに対して、ベトナムが規模は小さいが6割伸長した。平均キロ単価は0.7%安の226.3円。

ブロッコリーは3.0%増と増加ペースが落ち着いた。トップシェアは中国で3.4%増と堅調。2位のエクアドルは2.8%増と増加ペースが減速した。平均単価は0.4%安の208.1円。

コーンは2.6%減。5年ぶりのマイナスとなった。トップシェアの米国が3.5%減、2位のタイも8.8%減とともに2年連続のマイナス。3位のニュージーランドも15.1%減と3年ぶりにマイナスに転じた。一方で4位中国が10.2%増、ハンガリーが74.2%増、ベトナムが60.8%増――と伸長国も見られる。

ほうれん草は4.8%減と12年以来7年ぶりのマイナス。9割以上を占める中国産が3.3%減。台湾は41.3%減と前年の反動が如実に出た。ベトナム、ベルギーなども大幅減少したが、イタリアは24.5%増と伸ばしている。

混合野菜は5.0%減と4年ぶりのマイナス。トップシェアの中国が1.9%減とマイナスに転じた。次ぐアメリカは8.3%減と2年連続のマイナス。NZは13.1%増、ベトナム21.0%増と伸長したほか、ハンガリーが8.3倍増と存在感をあらわしている。ハンガリーはエンドウ豆でも輸入実績を伸ばしている。

さといもは0.5%減とマイナスに転じた。ほぼ中国100%だが、台湾、ベトナム、ミャンマー、インドネシアなど輸入先が増えている。国別シェアを見ると、中国産が輸入総量の44.3%を占め、前年よりも0.2ポイント増加。米国は30.7%で0.6ポイント増加した。ベトナムは合計で26.2%増となり、シェアはわずかながらもカナダを上回った。

〈冷食日報 2020年1月31日付〉

2019年の冷凍野菜輸入量

2019年の冷凍野菜輸入量