〈前回記事〉「〈冷食日報店頭調査〉首都圏・関西圏スーパー35店舗店頭配荷率、トップはニチレイフーズ「極上ヒレカツ」/2020年春新商品」
https://www.ssnp.co.jp/news/frozen/2020/05/2020-0529-1557-14.html


表に今春の新商品配荷点数をメーカー別に集計した。トップは配荷点数108点で日清食品冷凍が入った。総配荷点数773点に対するシェアは14.0%だった。今春は定番パスタの主力「スパ王プレミアム」シリーズを全面刷新して新商品として発売しており、3品が配荷率3割以上だったほか、カップヌードルの通称“謎肉”を使ったキャッチーな商品「日清カップヌードル謎肉炒飯」も配荷率28.6%と高かったことが寄与した。

ただし、今回はメーカー別配荷率1位から5位までは僅差だった。2位には配荷シェア13.7%で日本製粉、マルハニチロが並んだ。日本製粉は、自社のパスタブランド「REGALO(レガーロ)」から初めて家庭用冷食を2品投入し、配荷率はともに3割以上と高かったほか、主力の「オーマイプレミアム」の新フレーバーや、ワンプレート型の「魅惑のプレートトルコライス」、おかずセットの「服部さん家の和おかず」といった商品も配荷率上位に入った。

マルハニチロは、袋のまま食べるという新機軸のコンセプトで昨秋に展開を始めた「WILDish(ワイルディッシュ)」シリーズの米飯の新商品「ねぎ塩豚カルビ炒飯」が配荷率40%だった。

また、同シリーズで今春から展開の麺類3品も配荷率25%を超えた。食卓向けの「新中華街 五目シュウマイ~香りと旨み~」や、和風米飯「炙り焼きさばめし」も配荷率3割を超えた。

4位は配荷シェア13.2%のニチレイフーズ。「極上ヒレカツ」が配荷率で首位を獲得、「なんこつ入り鶏つくね」も同率で2位だった。加えて、「梅しそささみ天」は配荷率40%、「かつおだし香る梅ひじきごはん」も3割超えと配荷率上位の商品が多かった。

5位は配荷シェア12.9%の日清フーズ。生パスタの主力ブランド「超もち生パスタ」シリーズを刷新し、3品が配荷率3割以上に入ったほか、「マ・マー THE PASTA」や「マ・マー 大盛りスパゲティ」の新商品も配荷率上位に入った。
〈冷食日報店頭調査〉

〈カテゴリー別配荷点数は麺類が2季連続トップ、売れ筋パスタ刷新が押し上げる〉
今春の配荷点数をカテゴリー別に見ると「麺類」の配荷シェアが42.0%と、19年秋に続いて4割を超えてトップで、2季連続で通常は最多の「調理品」を上回った。

冷食日報店頭調査

「麺類」の配荷シェアの推移は2017年春35.8%、2017年秋32.9%、2018年春27.9%、2018年秋28.9%、2019年春24.0%、2019年秋40.9%と推移。2019秋は日清フーズ、日本製粉で売れ筋ブランドの刷新が、今春は前述の通り日清食品冷凍、日清フーズで売れ筋ブランドの刷新があり、個食パスタの配荷が多かったことがけん引している。パスタだけでも配荷シェアは30.8%と3割を超えた。


〈弁当品の配荷シェアはおかずを下回る〉
次いで「調理品」(おかず+弁当品+その他調理品)の配荷シェアは38.2%だった。うち「弁当品」の配荷シェアは14.7%で、「おかず」(食卓品)の22.1%を下回った。「弁当品」の配荷シェアは2018年春15.2%、2018年秋16.2%、2019年春20.7%、2019年秋10.7%と推移。2019秋の水準は上回ったが、シェアは低下傾向にある。
 
次ぐ「米飯」の配荷シェアは14.2%。近年の推移は、炒飯ブームが一段落したと言われる18年春は7.1%だったが、2018年秋11.1%、2019年春19.1%、2019年秋22.3%と推移しており、昨春・昨秋は下回ったが2ケタは維持している。「スナック」の配荷シェアは4.3%。2018年春11.4%、2018年秋12.3%、2019年春12.6%、2019年秋5.5%と推移し、今春は低水準だった。
 
〈冷食日報2020年6月1日付〉