日本たばこ産業(JT)が10月30日に発表した2020年12月期第3四半期連結決算によれば、テーブルマークグループが担う加工食品事業の実績は売上収益が1,086億円で前年同期比5.4%減、調整後営業利益は9億円で70.4%減となった。 

冷凍うどんやお好み焼きなどの家庭用製品の販売は伸長したが、外食向け製品やベーカリー事業の販売減少が響いた。利益面では商品構成の改善はあったものの、売上げの減少によって大幅に減少した。通期予想では売上収益を20億円下方修正した。

加工食品事業のうち冷食・常温分野は売上収益が867億円で前年同期比35億円(3.9%減=本紙試算)のマイナスとなった。そのうち戦略商品分野である、ステープルの売上げはJ-GAAP(日本会計基準)ベースで503億円、前年同期比8億円増(=1.7%増)となった。

加工食品事業について、トレンドとしては6月以降回復傾向が見られているが、7〜9月もコロナ禍前の水準には届いていない。売上げにおけるコロナ禍影響は1〜9月で70億円程度のマイナスとしている。

通期予想は売上収益が1,510億円と前年比76億円減(=4.8%減)に、前回予想よりも20億円下方修正した。冷食・常温事業における外食向け製品の一部が、前回見込みの水準から回復が遅れていることを勘案した。調整後営業利益は30億円、前年比24億円減(=44.8%減)とする前回予想を据え置いた。引き続きコスト低減の取り組みなどで達成を目指すとしている。

〈冷食日報2020年11月4日付〉