〈出荷伸長の中で安定供給、既存工場比で生産性160%に〉
「大阪王将」ブランドの冷凍食品などを展開するイートアンドフーズは、2020年1月に本格稼働したばかりの関東第二工場(群馬県板倉町)で、12月に冷凍焼餃子の製造ラインを増強する。冷凍焼餃子の販売が拡大する中、さらなる安定供給を目指す。11月11日に本社で開催したイートアンドホールディングスの2020年度上期決算説明会で、仲田浩康社長が明らかにした。

関東第二工場は2019年11月に竣工し、2020年1月から本格稼働したばかり。現在、焼餃子1ライン・水餃子1ラインの計2ラインで操業しており、隣接する関東第一工場と合わせた生産量は、今期の上期までで前年同期比30.5%増と大きく拡大していた。主力の冷凍焼餃子「大阪王将 羽根つき餃子」の出荷量も、上期に17.4%増と伸長しており、すでに関東第二工場の製造能力もひっ迫してきているという。

今般、4億6,000万円を投じ、12月に関東第二工場に焼餃子の新ラインを増設し、計3ラインとする。現有ラインの製造能力が月産130万パックのところ、新ラインは月産160万パックと能力が高い。2012年稼働開始とまだ決して古くない関東第一工場と比較すると、生産性は約160%にも向上するという。

これで関東第二工場のスペースは埋まり、ライン増設は完了する。ただ、仲田社長は、時期・場所・製造品目とも未定としながら、次なる生産工場投資にも含みを持たせた。

なお、関西工場など合わせた全工場における上期の生産量も、前年比17.1%増と拡大している。

〈省人化投資も実施、人時生産性を既存工場から43%向上〉
生産事業では省人化投資も引き続き行う。すでに人時生産性を測る1日当たりの必要時間数は、関東第二工場で720MH/日と、関東第一工場の928MH/日と比べ22.4%削減していた。自動供給、オートケーサー、パレタイジングなどの自動化機器導入により実現した。

さらに今後は43.1%減の528MH/日まで削減し、一層の生産性向上に繋げる。上期、すでにタレ有無検査を自動化。2022年度までに調味料の計量を自動化する「自動計量装置」、画像識別による商品整列・ロボットによる箱詰め作業を行う「水餃子用オートケーサー」、調味料・資材の運搬作業を無くす「自動搬送機」を導入することで実現する。

〈冷食日報2020年11月13日付〉