KSP-POSのデータによれば、2021年第8週(2月22日〜28日)の冷凍食品販売金額は、合計で前年比19.9%減と大幅なマイナスとなった。前年第8週(2月24日〜3月1日)に33.1%増となったウラにあたることが要因。一方、2019年比では7.3%増となっており、冷凍食品市場の拡大が伺える。

2021年第8週の冷凍食品のカテゴリー別販売金額は、冷凍調理が前年比15.1%減、冷凍麺が21.9%減、冷凍米飯が30.7%減、冷凍農産が20.7%減、冷凍ピザ・グラタンが27.2%減といずれも大幅減少となった。

2020年第8週は、カテゴリー別で冷凍調理が24.4%増、冷凍麺が42.7%増、冷凍米飯が46.7%増、冷凍農産が35.6%増、冷凍ピザ・グラタンが33.0%増と大幅増なった。そのウラに当たることが要因として挙げられる(※調査対象店舗にずれがあるため昨年の初出時と若干数値が異なる)。

2020年、政府が3月2日からの学校の臨時休校を要請したのが2月27日のことで、パニック的需要拡大で食品スーパーの棚が空になる出来事がテレビ報道などでも話題となった。第8週以降、学校給食代替のほか、巣ごもりによる昼食需要や、コロナ禍の先が見通せない中で、備蓄需要の拡大なども冷凍食品需要を押し上げることとなった。

一方で、一昨年である2019年第8週との比較で、冷凍食品合計の販売金額は7.3%増と拡大。カテゴリー別では、冷凍調理が6.2%増、冷凍麺が13.1%増、冷凍米飯が3.5%増、冷凍農産が8.5%増、冷凍ピザ・グラタンが1.9%減となった。冷凍ピザ・グラタンを除き伸長しており、特に冷凍麺は2ケタ伸長となっている。短期的には、前年の需要爆発のウラでしばらく前年を大きく割り込むことが想定されるものの、ベースとなる販売金額は着実に拡大していることが伺える。

〈冷食日報2021年3月9日付〉