「美食女子Award2021」入賞商品18品をFOODEX会場で表彰、フローズンフーズに特化し女性目線で選出/日本能率協会

日本能率協会「美食女子 Award2021」
日本能率協会は3月11日、食品・飲料専門の展示会「FOODEX JAPAN2021」(会場は千葉・幕張メッセ)で、フローズンフーズに特化した表彰イベント「美食女子 Award2021」の表彰式を行った。入賞商品は6部門計18品で、FOODEX会場内に設けたFOODEXステージで発表した。

今回は、
▽朝食で食べたいフローズンフーズ
▽子どもに食べさせたいフローズンフーズ
▽夕食のメインにしたいフローズンフーズ
▽お酒のお供に楽しみたいフローズンフーズ
▽自分へのご褒美に選びたいフローズンフーズ(スイーツ限定)
▽業務用部門(調理の省人化、フードロス削減への貢献など)
――の6部門で商品を選定。

メーカー等27社が商品をエントリーし、バイヤー等多方面で活躍する女性約100人が実際に商品を試食審査し、部門ごとにグランプリ・金賞・銀賞の商品が選ばれた。

「美食女子 Award2021」入賞商品

「美食女子 Award2021」入賞商品

 
日本能率協会では、以前からFOODEX JAPAN内で表彰イベント「美食女子 Award」を実施してきていたが、開催中止となった前回2020年から「フローズンフーズ」(冷凍食品やアイス等)に絞ったイベントに変更(昨年は審査結果を発表)。活躍する女性の視点から、価値あるフローズンフーズを選定するものとした。
 
その背景には、昨今の社会背景の変化がある。女性就業者数は増加を続け、総務省の労働力調査によると、女性の就業者数が2019年6月に初めて3,000万人を突破。社会で活躍する女性にとって、調理の“時短”ニーズが高まっている。一方で、冷凍食品の国内消費金額は1兆円を超えてなお増加傾向にある。
 
そして、時短・簡便のみならず、技術の進歩とメーカーの努力で「美味しさ」を実現。さらに保存料の添加が原則不要な「安心・安全な食品」、製造・流通過程や家庭内の冷蔵庫での「食品ロスの削減」にもつながるという特長を持ち、社会課題を解決するアイテムとしても期待が高まっており、フローズンフーズに特化した企画となった。
 
今後、オンラインメディアの他、イオン幕張新都心店の店頭でコーナー化するなど、情報発信を行っていくという。
 
表彰式開催にあたりあいさつしたFOODEX JAPAN企画委員会委員長を務めるイオンリテールの七尾宣靖執行役員食品本部長は「フローズンフーズに特化した美食女子 Awardは、2020年から開催予定だったが、残念ながら開催中止となり、2年越しでの開催となった。フローズンフーズの可能性が高まっており、今後も期待できるカテゴリーだ。働く女性はもちろん生活者全体を応援できる商品を6カテゴリーで厳選した。エントリーした商品はすべて新しい目線を含んでいたと思うが、その中でも特に優秀な商品が各賞に選ばれた」など話した。
 
〈冷食日報2021年3月15日付〉