UCCグループで業務用サービス事業を展開するUCCコーヒープロフェッショナルは4月6日・7日、展示商談会「UCC Smile Festa 2021」を東京都大田区で開催した。来店客数が減少傾向にある外食企業に向け、新たな収益につながるような施策などを紹介した。

2021年で16回目となる展示会のテーマは「新たな日常、これからの『飲』『食』シーン」。新型コロナウイルスの影響で人々の生活環境や価値観は大きく変化した。また、外食業界は来店客数の減少などで大きなダメージを負った。卸企業も例外ではない。展示会は変化した市場環境に対応し、新たな成長につながるような提案に力を注いでいる。

今回、ブースは飲食シーンやソリューションごとにブースを設置した。これまではコーヒーマシンやフードのブースは分かれていたが、テークアウト専門店を再現してコーヒーやフード、マシン、厨房機器などを一挙に提案している。

エリアは、「Neo Valueコーナー」と、「+Tryコーナー」、「UCC グループソリューションコーナー」の3つと、メーカーブースの集まるエリアがあった。

「Neo Valueコーナー」では店舗の売りやシナジー効果などを訴求した。「+Tryコーナー」はテークアウト飲食店や家庭、オフィスなどそれぞれ異なるシチュエーションでの提案を紹介した。「UCCグループソリューションコーナー」では、コーヒーマシンや新製品などを訴求した。

また、急伸するEC市場やデジタル化に対応すべく、オンラインでの施策提案も行っている。飲食店にはオンラインセミナーなどを通じて商品やサービスを訴求する。一般消費者には、メッセージアプリの「LINE」を使った、コーヒーの嗜好が分かるサービスや、オンラインで業務用食材を購入できるECサイトを立ち上げて、提案を行っている。冷凍食品も販売しており、大手ファミレスチェーンの「ジョイフル」や、オムライス専門店「ポムの樹」の商品などを、展示会では並べていた。

4月6日に開かれた記者説明会で、UCCコーヒープロフェッショナルの川久保則志社長は「今回は日ごろ競争している他の卸にも見てもらえるようにしており、参考になることを持ち帰ってほしい。業界で再成長の力になれれば」と力を込めた。

「UCC Smile Festa 2021」はリアルとオンラインで実施している。大阪会場は4月13〜14日まで。名古屋会場は4月20〜21日までそれぞれ行う。オンラインは3月1日から開催しており、4月5日時点で約1,300ユーザーがアクセスしている。

〈冷食日報2021年4月7日付〉