マルハニチロ プリフライかき揚げ「ベジコーディ 便利な手作り野菜かき揚げ」で外食・給食市場の採用拡大目指す/2021年秋季業務用冷食新商品

マルハニチロ「ベジコーディ 便利な手作り野菜かき揚げ 35」
マルハニチロは、業務用冷凍食品の2021年秋季新商品8品・リニューアル品2品の計10品を9月1日(一部除く)、全国で発売する。2021年の秋は、惣菜市場で採用が拡大した「プリフライかき揚げ」を、外食・給食市場向けでも拡大するため、自然解凍可能な新商品「ベジコーディ 便利な手作り野菜かき揚げ」3品を投入し、さらなる採用拡大を目指す。

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また、コロナ禍以降注目を集めるキャッシュアンドキャリー(C&C)やドラッグストア(DgS)など、一般消費者向け売場への提案を強化し、小容量商品も拡充する。7月6日、池見賢社長らが出席し、オンラインで新商品発表会を開いた。

新商品「ベジコーディ 便利な手作り野菜かき揚げ」(35/50/80の3規格)は、自然解凍で提供可能なかき揚げ。利用シーンに合わせて油ちょうはもちろん、電子レンジ、フライパンでの揚げ焼き調理も可能とした。中味は玉ねぎ、にんじんの甘みと衣のくちどけの良さが特長で、いんげん、空芯菜で彩り良く仕上げた。

また、業務用冷凍食品ではあるが、C&CやDgSなど、一般消費者も利用可能な売場に向けて、用途や中身が分かりやすいパッケージデザインを採用している。

用途や中身が分かりやすいパッケージデザイン

用途や中身が分かりやすいパッケージデザイン

 
開発背景などについて小梶聡執行役員開発部長が説明。マルハニチロでは、2020年秋・2021年春と惣菜市場に向けてプリフライかき揚げの新商品を投入。生産性向上と店内調理に負けない品位を訴求し、採用率を高めてきた。
 
2021年秋はプリフライかき揚げの次なるターゲットとして、外食・給食市場への提案強化を目指し、新商品を投入する。
 
外食・給食市場における揚げ物ニーズは、仕出し弁当では凍ったまま詰める、デイサービスでは簡便なレンジ調理、施設給食では芯温を気にせず提供、テークアウトでは喫食までの経時と多様にあり、生産性向上・時短調理・安全安心提供のすべてのニーズに応えるものとして「自然解凍」の商品設計とした。
 
一方で品位も重視し、具材の甘み・彩り、衣のくちどけ、衣の色・手作りならではの高さといった見た目にもこだわった。
 
調理方法は自然解凍・揚げる・フライパン・レンジ。生産工場はN&Nフーズ(タイ)。
 
他の業務用冷凍食品新商品は次の通りで、特に一般消費者にも向けて小容量品を拡充しているのが目につく。
 
△「ザクザクささみスティック」(1kg)
鶏ささみを使用した、スティックタイプの骨なしフライドチキン。こしょうを効かせ、スパイシーな味に仕上げた。ザクザクとした食感の衣が特長。外食・量販惣菜向け商品。調理方法は揚げる、スチコン。生産工場は海外協力工場。※本品のみ7月1日発売、他は9月1日発売。
 
△「いかリング唐揚げ」(300g)
やわらかい食感が特長のイカの唐揚げ。使い勝手の良い小容量タイプ。一般消費者も利用可能なC&C・DgS向け商品。調理方法は揚げる。生産工場は浙江興業集団(中国)。
 
△「いか磯辺天ぷら」(300g)
あおさの風味豊かな衣が引き立つように、シンプルな塩味で仕上げたイカ天ぷら。使い勝手の良い小容量タイプ。一般消費者も利用可能なC&C・DgS向け商品。調理方法は揚げる。生産工場は浙江興業集団(中国)。
 
△「天然むきえび」(130g)
加熱調理用のむきエビ。1回で使い切りやすい小容量サイズ。一般消費者も利用可能なC&C・DgS向け商品。調理方法は解凍後加熱調理。生産工場は国内協力工場。
 
△「シーフードミックス」(140g)
むきエビ・イカ・アサリをミックスした加熱調理用のシーフードミックス。1回で使い切りやすい小容量サイズ。一般消費者も利用可能なC&C・DgS向け商品。調理方法は解凍後加熱調理。生産工場は国内協力工場。
 
〈冷食日報2021年7月8日付〉