イオンは9月13日、プライベートブランド「トップバリュ」の食料品約3000品目について年内は値上げを行わないと発表した。冷凍食品も対象に含まれる。世界的な原材料価格の高騰で食品の値上げが相次いでいる。今回の施策をイオンは、生活者の応援と「トップバリュ」の認知の拡大を目的に実施する。

「トップバリュ」は利用者のライフスタイルやニーズに合った商品を届けるため、生活品質向上ブランドとして「トップバリュ」や、高品質の商品群「トップバリュ セレクト」、値ごろ感のある商品群「トップバリュ ベストバリュ」、自然環境に配慮した商品群「トップバリュ グリーンアイ」の4ブランドを展開している。

コロナ禍により、内食・中食需要の高まりで、トップバリュも売上は伸長している。同ブランドの冷凍食品も大きく伸長し、今年の売上は2019年比で約30%増となっている。

中でも、値ごろ感のある「ベストバリュ」ブランドは順調で、約20%増となっている。この傾向から、消費者の価格指向は強まりつつあると捉え、食料品の価格が高騰する中で値上げを行わない方針を決めた。

対象は、生鮮食品や惣菜、酒、企画品など一部を除く食料品約3000品目で、冷凍食品約300品目も含まれる。原料調達の見直しや一括仕入れ、物流改善などのコストカットで安定供給を目指す。

同日9月13日に行われた説明会で、執行役で商品担当の西峠泰男氏は「節約傾向は顕著になってきている。(取り組みで)満足して買ってもらえれば」と説明した。

〈冷食日報2021年9月14日付〉