本格焼酎で提案が相次いでいる。地酒人気が落ち着く中、芋焼酎ブームから20年弱を経て、料飲店では取扱いやすさが再認識され、また小売専門店でも“次に来る”品目との声が強い。

「小鶴」や「赤猿」などを製造する小正酒造が15日に発売する新製品「小鶴 初心者お断り」は、50代男性からの「もっと個性のある、いものコクや“臭み”がある焼酎を飲みたい」といった意見を汲み上げ、開発した商品。アルコール25度、1.8L・2,300円税別、900ml・1,200円同。

現在芋焼酎の原料として幅広く使用されている「黄金千貫」の原酒に加え、昭和40年代まで広く使用されていた「農林2号」を昔ながらの製法で仕込んだ「芋臭い」焼酎などを絶妙にブレンドした商品。「バイヤーからは“商品コンセプトや、ターゲットとする顧客が分かりやすくて良い”と評価を受けており、 実際に試飲してもらった結果としても反応は良い。価格的には他の商品よりも多少割高になっているが、かなり特徴がある商品なので、固定客がしっかりと付くのではないか」と同社担当者。

また同社は、18日の父の日需要に向けて、今年4月に発売した「メローコヅル 60thアニバーサリー」の提案を強化する。700ml瓶、アルコール41度、小売3,600円税別。同商品はシェリー樽で熟成させた原酒を使用しており、通常の「メローコヅル」よりも豊かな甘みを感じられる商品。同社の担当者は「父の日に向けての提案を百貨店などにしているが、反応は非常に良い。パッケージも贈答用として使えるようなものとし、中味も60周年記念商品ということで他の商品とは一線を画すものとなっている。価格的にも贈答用商品としては手頃な値段設定にしている」と話した。(続きは本紙で)