日本酒造組合中央会が発表した1~5月の清酒出荷数量は19万9,221klで、前年比0.1%減となった。種類別に見ていくと、吟醸酒が6.1%増、純米吟醸酒が10.3%増、純米酒が5.6%増。一方本醸造酒が7.2%減、普通酒が1.4%減と吟醸・純米が増加、本醸造・普通酒が減少とトレンド通りになっているが、5月単月では6カ月ぶりに普通酒が、本醸造酒は2015年6月以来となる、24か月ぶりのプラスとなっている。吟醸酒・純米酒については6月1日から施行されている改正酒税法の影響はほとんど見られなかったが、普通酒については大手メーカーの大容量パック酒での価格上昇が確認されており、それを見越した仮需が発生したと考えられる。

価格以外の価値を訴求する吟醸酒・純米酒は6月に入り「夏酒」の提案を各社盛んに行っており、どれだけ消費者の心を掴めるかがカギとなるが、価格頼みの戦略を続け、仮需の中心となった一般酒については間違いなく数量はマイナスとなるだろう。