8月のRTD市場は6.9%増、好調も伸び率は3カ月連続で減少-本紙推定

本紙が推定した8月のRTD総市場は、前年比106.9%の1,844万箱(250ml×24本換算)となった。一ケタ台後半の伸びと引き続き好調だが、伸び率は3カ月連続で減少している。「ハイボール缶」を除けば、単月で8カ月ぶりにキリンビールがサントリーを上回ったとみられる。「旅する氷結」の好調が後押しした。

主要ブランドでは「氷結」計が2割弱の増、「-196℃」計が1ケタ台前半の増、「ほろよい」計が1ケタ台後半の減、「焼酎ハイボール」計が2割弱の増、「本搾り」計が2割増、「もぎたて」計が1ケタ台前半の増とみられる。

1~8月累計では、110.0%の1億2,561万c/s。「氷結」計が1割強の増、「-196℃」計が1割強の増、「ほろよい」計が1ケタ台後半の増、「焼酎ハイボール」計が2割強の増、「本搾り」計が2割弱の増、「もぎたて」計が5割強の増とみられる。

ハイボール市場は、8月単月で112.4%の202万箱。1~8月累計は121.8%の1,404万箱とみられる。サントリーが2割強の伸びで独走・牽引している。1~8月、RTD市場のうち、ハイボール市場は11%強を占めるとみられる。